集英社ノンフィクション<br> しくじらない飲み方 酒に逃げずに生きるには

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集英社ノンフィクション
しくじらない飲み方 酒に逃げずに生きるには

  • 著者名:斉藤章佳【著】
  • 価格 ¥1,287(本体¥1,170)
  • 集英社(2020/04発売)
  • 蝉しぐれそそぐ!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント25倍キャンペーン(~8/3)
  • ポイント 275pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784087880335

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内容説明

あなたの飲み方、大丈夫?→〔□「飲まなければいい人なのに」と言われる/□ストロング系チューハイが好きだ/□飲んでいるときの自分は楽しい人間だと思う/□酔って記憶をなくすことがある/□飲まないと眠れない……〕1つでも当てはまる人は、読んでください。自分は「アル中」にはならない、と思っていませんか? アルコール依存症は、最も身近で、死に至る病です。自分にも他人にもおいしいお酒を飲み続けるために、今日からできることがあります。「しらふ」じゃやってられない、全ての人へ――。

目次

はじめに
第1章 あなたの身近にもいる「お酒を飲みすぎてしまう」人たち
第2章 あなたの飲み方、大丈夫?
第3章 「お酒やめますか、人間やめますか」の問いに、新しい選択肢を  久里浜医療センター 減酒外来の取り組み
第4章 支援の手からこぼれやすい女性のアルコール問題
第5章 NO ALCOHOL,NO LIFE! にならないために  経験者が語る「アルコール依存症と回復」
第6章 「男らしさ」と飲酒文化の深い関係  対談 大正大学准教授 田中俊之×斉藤章佳
あとがきにかえて

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

くさてる

18
吾妻ひでお先生の装画の雰囲気がいい。アルコール依存に関する啓もう書として読みやすく、必要な知識や体験談も網羅されている。まずこの病のことを知りたいと思った人が手に取るのに向いている本では。しかし、初心者向けだけの内容ではなく、巻末の「男らしさと飲酒文化の関係」など深く考えさせられるものだった。良かったです。2020/04/08

ネギっ子gen

14
【共感】①<アルコール依存症は「生き方の病」でもあるので、その人の生きづらさが解消されていく、人とのつながりを足掛かりにして回復していくという点は、普遍的に変わらない>。ここ、大事ですねぇ。②カバーには、故・吾妻ひでお氏のイラストを使用し、氏の『失踪日記2 アル中病棟』より「酒なしでこの辛い現実にどうやって耐えていくんだ」という、心の叫びと言っても過言でない台詞を引用している。これは、別の表現でいえば、「しらふじゃやってらんないんだよ!」との捨て台詞になる。酒の力を借りなければ、現実に向き合えない、と。⇒2020/03/17

アイロニカ

12
新聞のコラムで見かけて購入。ソーシャルワーカーである著者のことは『男が痴漢になる理由』の頃から気になっていた。本来の対象読者は酒飲みだろうが、僕はもっぱら性や親子関係、感情や認識に支障をきたす依存のメカニズムや社会復帰への視線に関心があって読んだ。そういう意味では本書の中核をなす断酒・減酒の組織的取り組みの詳細よりも、序盤のアダルトチルドレンのサバイバルスキル分類や、取り分け第6章で飲酒行為と「男性学」を絡めて対談している箇所が興味深い。ジェンダー本を積読したままだが、田中俊之氏の著書も読んでみたい。2020/06/05

みじんこ

8
最近自分でも飲酒量が増えていると思い手に取る。一概にアルコール依存と言っても様々な事例があることが分かる。自己治療仮説、集団適応のための飲酒の話などは興味深かったし、AC役割や男らしさの呪縛(達成と逸脱)といった話は飲酒に関わる問題以外にも適用される、なるほどと思う内容だった。ストレスが溜まり、酒に逃げることになるような現代社会やストロング系の安さ・入手しやすさにも問題があるのではと改めて感じる。断酒が基本ながら、減酒外来のような取り組みは、生活習慣の改善のようなイメージとして確かに利用しやすいのかも。2020/06/21

arsogit

7
★★★★☆「しくじらない飲み方」というタイトルだが、中身はアルコール依存症に関する本であり、飲み方の解説本ではない。/日本はいつでもどこでも安価にお酒が購入できる。公園や電車などの公共の場で飲んでいる人も多い。そして過度のストレス社会。更に見た目可愛らしいストロング系商品の流行。誰もが気軽に手を出す土壌が完璧に揃っている。/依存症になった事例紹介はもちろん、専門家のコラムと対談、元依存症で今も治療中の方との対談など、多面的に書かれていて興味深い。中でも「男らしさ」と飲酒文化についての対談は特に面白かった。2022/05/22

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