わたし（仮）（３）

著者名：奥津武【著】

講談社（2020/04発売）

• ISBN：9784065186916

内容説明

彼の恋人はもう死んだ。なら、私が彼女を名乗っても問題ない。わたしは生まれ変わる。彼の恋人として。究極の肉食系ヒロイン、彼氏乗っ取りサイコホラー。


消えた彼氏を捜すため、犯罪組織に潜入せよ。犯罪組織マッドドンキーへ潜入した直後、組織のメンバー・メアリーと共に、廃病院に監禁されてしまった。出る手段はたった1つ、彼女の提案するゲームに勝利すること。しかし、このゲームには巧妙なが仕組まれていた──。一方、女子高生の京も同じく庵を追っていたのだが、マッドドンキーに捕らえられてしまう。拘束され、連絡もできず、彼女はこれから、犯される。そこは、触れてはいけない世界だった。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[やいとや]

表紙のトーンの変化に驚く。マッドドンキーのハッカーメアリーとのカードゲームに無事勝利し、廃病院を脱出するも、物語は二転三転。庵の住んでいたマンションエストマゴは殺人を前提として作られており、カニバリズム愛好者たちの為の人間畜舎だった、ってぶっ飛び展開は強烈。倉門詩緒はそのクラブの会長の娘、と新たな属性も判明。記憶無くした状態でよくこのマンション解約出来たな、庵。ママとのヒリヒリするような邂逅から、記憶を取り戻した(らしき)庵によって撫は殺害されたらしいが、真相は如何に。そして一年後って、おい。

2024/01/21