内容説明
名句は誕生したときから光を宿している。
しかし、その光を感じとる読み手がいなければ、光は孵らない。
胸に一灯を点じるような静謐な光であったり、目のくらみそうな衝撃的な光であったりと、その魅力はさまざまである。
韻文を韻文として読む力がなくして、俳句を深く掘り下げて味わうことは出来ない。一般的な読みに終わることなく、一句を生かす読み方を探ることで、一句一句の宿す光を引きだし、世界最小の詩“俳句”の力を浮かび上がらせる。現代の俳句をよみ、鑑賞するための必読の書。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
s/k
1
日本語ってすげえ2024/11/07
際皮
0
俳句鑑賞集。俳句を、伝統派の立場から丁寧に読み解いていた。作者と句を過剰にリンクさせがち(作者特有の、エピソード的な話ならまだしも、出生地まで句に関連づけようとする。必ずしも出生地の情報が句に必要ない場合でもである。)なところはあったが、季語を深く読み解き、それを句の鑑賞に最大限利用するような志が感じられ、その点に関しては新しい知見が得られたと思う。また、友岡子郷の連作鑑賞に関しても、かなり構造的・客観的に分析しており、そこも興味深かった。2021/09/02
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