新潮文庫<br> 絶滅危惧職、講談師を生きる(新潮文庫)

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新潮文庫
絶滅危惧職、講談師を生きる(新潮文庫)

  • ISBN:9784101015910

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内容説明

かつて落語を凌ぐ人気を誇った講談は、戦後存続を危ぶまれるほど演者が減った。しかしここに、新たな光が射している。風雲児の名は、神田松之丞。確かな話術と創意工夫で高座に新風を吹き込み、二ツ目ながら連日満席の講談会や寄席に新客を呼び続けている。真打昇進と同時に六代目神田伯山を襲名する彼は、なぜ講談に生きる覚悟を固め、何処を目指してゆくのか。自ら語った革命的芸道論。(解説・長井好弘)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

タカユキ

99
「神田松之丞」。自分が同じ時代に生きた人間で、間違いなく「この人は天才だ!」と感じた人。そしてその天才は、自分の芸の為、講談という芸能の為には何でも吸収していく。冷静に自分の置かれている立場や業界への分析をしつつ、講談への情熱や師であり人間国宝の松鯉先生や周囲の仲間たちへの感謝の気持ちを忘れていない。一つのジャンルを背負っていく立場になった「神田松之丞」。これからの長い歴史の中で講談の「中興の祖」と言われるではないかと感じました。そして自分自身の仕事への向き合い方を考えさせられました。2019/11/21

TakaUP48

40
神田伯山こと元・松之丞の幼少期からの思いや生き方を、インタビュアー杉江氏の手によって、師匠・神田松鯉や親友、本人の言葉を通して描いてある。幼少時に亡くなった父の存在は、形はどうあれ影響したようだ。勉強しなかった学生時代、小生意気で出来の悪い新弟子時代、Fランク(入試最低ランク)の前座をやっていたが、師匠・松鯉の指導法や理解に助けられたことは大きかったと思う。連続物が講談の命だという師匠と「畦倉重四郎」19話を親子会でやって、師弟の絆も深まったようだ。これを機に、落語とは違う日本の話芸に触れてみようと思う。2020/03/23

Yuuki.

18
小さい頃から落語は聴いているが、講談は敷居が高そうとか退屈そうというイメージがあって、食わず嫌いだった。そのため、講談そのものについてもあまり知識が無かったため、これを読んで色々な事を知れた。一番驚いたのは名前の管理云々の話。また、神田伯山自身も、もともとは落語から演芸に興味を持ったこと、講談にも新作があることを知り、少し敷居が下がった。そこで、この本に書かれているように、寄席のネタをいくつか聴いてみた。残念ながら、実際に聴いても講談は性に合わなかったが、この本はとても面白かった。2021/10/24

fseigojp

16
談春とか、この人とか、直球勝負が好きだな 談志は、まだまだ良さがわからない 業の肯定は、まったく同感なのだが2021/05/10

nishiyan

15
2017年に刊行され、文庫化にあたり新たに第七章を加筆した神田松之丞さんの生い立ちから芸論に迫ったノンフィクション。今の神田松之丞を形作ったものを大いに語られ、そこを補強するように師匠の神田松鯉先生を始めとする関係者インタビューが散りばめられている。第七章はラジオでも語られた伯山襲名に至る経緯とラジオの裏側について。ラジオから神田松之丞さんの芸に触れたものとしては興味深い内容だった。しかしあの笑い屋氏はこんなにも買われていてかつ、いい加減とは(笑)。またこのような本が出る頃には大名人となっているのだろう。2019/11/03

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