- ホーム
- > 電子書籍
- > ビジネス・経営・経済
内容説明
クリエーティブディレクターの水野学氏、著述家の山口周氏による白熱対談! ビジネスで最も必要なのは「世界観」だ。それは消費者に向けて物語と未来を提示できる、知性と感性を融合させた“最強のビジネススキル”である。注目の2人が放つ新しい仕事論。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ミライ
43
「くまモン」の水野学さんと、数々のベストセラー本を出している山口周さんの対談ということで期待大の一冊。テーマは「世界観について語る」で、マズローの欲求5段階説からはじまり、水野さん・山口さんの考える意味・物語・未来の作り方が語られる。話題は矢沢永吉からスティーブ・ジョブス、エルメス、パタゴニア、バルミューダまでビジネス、経営、デザイン、アートなんでもありなかんじでエンタメ感満載で非常に面白い。ガッツリしたビジネス本形式ではないので、サクっと読める。2020/03/29
金城 雅大(きんじょう まさひろ)
33
細かい部分は「それは違うでしょ」「こういう可能性もあるんじゃない?」とツッコミを入れたいのだが、お2人とも楽しそうに話してるから「まぁいっか」となる(笑) ビジネスとは関係ない話や著者らの趣味が前面に出てる話もたくさんしているので、ビジネスにあまり触れて来なかった人や単純に著者らが好きな人は読むと楽しいと思います。2020/08/13
ta_chanko
22
世界観をつくる。タイトルの通り、これからは「世界観」を持っている組織が伸びていく。「役に立つ」よりも、「意味がある」モノ・コトをつくっていく。日本企業は「役に立つ」モノを作って伸びてきたが、現在は需要を喚起できずジリ貧状態。その典型が使わない機能が満載の家電・ガラケー・リモコン…。世界観・ストーリーにもとづいて「意味がある」を追求し、ブランディング価値を高めていく必要がある。アップルやスタバのように。デザインも表層的に捉えるのではなく、「世界観」のなかに深く落としこんで創作していく。2020/07/17
アコ
20
対談本。おもしろかった!日本の現状を軸にビジネスや文化・アートなど多分野について語り合うなかで〈世界観〉が浮かび上がってくる形式も新鮮。/いまの日本は『「役に立つ」を追求して完全に行き詰まった状況』とし「役に立つ」から「意味がある」ことへのシフトチェンジが必要だと分析。/〈世界観〉で最も印象に残ったのがスタバ。組織的なガバナンスが下手な日本において〈世界観〉の成功例に良品計画を挙げているのもわかりやすい。◆目指す〈世界観〉に向けて細部まで徹底的に最適化ができているからブランド化できる。2021/01/18
Tenouji
17
久々の読書。紙ではなくて電子書籍だったが、刺激的な対談本。概ね世の中は「意味のある」世界の方向に動くのだろうが、その時間的スパンは、実際いかほどのものだろうか。確かビルゲイツも未来イメージの書籍を出していたはずだが、テクノロジーユートピアが来るのではなく、バランスが崩れたデストピア的な世界観を乗り越える必要があるような…(NETFLIXの見過ぎw)2020/05/12