文春e-book<br> 地に這うものの記録

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文春e-book
地に這うものの記録

  • 著者名:田中慎弥【著】
  • 価格 ¥2,200(本体¥2,000)
  • 文藝春秋(2020/03発売)
  • ポイント 20pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784163911830

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内容説明

「僕の名前はポール」--再開発計画に揺れる駅前ビルに突如現れたのは、一匹の喋るネズミ! 市議会議員の浦田さんの助けを得ながら、欲望うずまく人間たちの世界に飛び込んでいく。ついには、堂々市議会に登壇し、大演説をぶつことに。聖書の昔から続く人間とネズミの深い因縁は、はたして今日どのような結末を見ることになるのか? 近作『ひよこ太陽』で泉鏡花賞を受賞し波に乗る芥川賞作家が新境地に挑んだ、仰天寓話小説。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ヘラジカ

49
著者初読み、芥川賞受賞作すら未読。フレドリック・ブラウンの『星ねずみ』の続編かのような筋書き。マイノリティのネズミが言葉を持ち政治をかき回すというと、現実のあらゆる社会的ステータスに置換可能なように思うが、それは少し単純化しすぎだろうか。寓話的とは言っても会話や独白がとにかく迂遠で、展開も遅いんだか早いんだかよく分からない。語り手の饒舌さも間怠っこしく読んでいてとにかくイライラした。しかし、そのストレス感こそ著者が望んでいるものなのかもしれない。トーマス・ベルンハルトを思い起こす。正直苦手な作品だった…。2020/04/01

うえうえ

19
父親の意思に沿い、言葉を操り人間とネズミとの間に入ろうとする。でも人間にもネズミにも非難される。何か行動を起こした者、間に入ろうとする者は両方から非難される。言葉を知っているネズミはおまえだけじゃないのにとネズミが現れポールを責める。では言葉を知らないふりをすればよかったのか。ポールのような存在が世界に影響を与える。2020/10/07

decomo

3
あぁ、大変だった。疲れた。私にはよく分からない話でした。何かのオマージュ?なのか、あっち飛びこっち飛びで、私には理解しできないままでした。2020/07/16

2
書評に乗っていて、物語の設定(しゃべるネズミが人間社会を引っ掻き回す)にひかれ、図書館にて借りる。ネズミのポールの一人語りや、ポールが人間に宛てた手紙のパートはとにかく読みづらい。こう読みづらい日本語をよく書けたものだと関心してしまった。住まいとなっていたビルの跡地利用で、市議会議員と手を組み、話が展開し、期待を持たせてくれたが、読みづらさに引っ掛かり、終わってみれば、言いたいことが何だったのか、人間のエゴなのか、何なのか。今一つわからなかった。2020/06/29

mick

2
言葉とは何か、を考えさせられる。同時に稲葉真弓の、言葉のとらえ方について考えさせられる小説を読んでいたため、余計に印象深くなった。バンクシーの絵がポールにしかみえなくなってしまった。2020/06/27

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