内容説明
流行りのマインドフルネスの原点でもある禅のそもそもから歴史、基本の教え、坐禅法、現代での活用術などをやさしく説く。学校や社会生活で生かせる禅の知恵を知る一冊。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
キジネコ
56
最近何やらウルサクて仕方がないのです。悪い薬をやってる?訳じゃないけど やたらと声が聞こえてならない。具体的な音としてではなく何と云うか以心伝心というか…無機物との対話まで楽しむ気配はいよいよアブナイ?。本が云います。例えば鏡、我々は鏡を覗き込む。その行為は鏡を見る訳ではなく鏡に映された私自身を見る行為なのだと。これ小さな悟りなんです。なにを当たり前のことを…と笑われるでしょが鏡に限らず無機物有機物の隔てをなくして私に語り掛ける声が聞こえる。この現象を本は無情説法だと教えてくれます。詫びも寂も、茶道も然り2021/05/06
アルカリオン
7
著者は駒澤大学の学長も務めた禅僧▼著者ならではのエピソードは面白いのだが、純粋な著作ではなくインタビューを元に編集者が書いたもののようだ。「黄檗宗は臨済宗の一派」と言い切るなど、大雑把すぎて疑問の残る記載が散見される。インタビュアーとの会話の流れの中でわかりやすさ重視で行った説明をそのまま使ってしまっているのではないかと思える▼戦前は、臨済宗と曹洞宗の行き来は珍しいことではなく、臨済宗出身の僧侶が曹洞宗本山である永平寺のトップを務めた例もあるという話は興味深い。2020/05/30
元気伊勢子
5
判断力について悩んでいたところだったので、タイムリーな本だった。自己の探求と言うのは、死ぬまで続けることらしい。「見つかった❗️これでいい❗️」と言うのは、慢心に当たるそうで耳が痛かった。2022/07/10
ニコ
3
どこか足りない所がある、と思いながら全体を見ることが悟り。近づくのではなく、進み続けること。(なぜならゴールは無いから)進化とは変化し続けること、成果主義へのアンチテーゼに、なるほどなあと思った。“私に功徳を積ませて欲しい”2022/06/11
takao
2
ふむ2022/05/31