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内容説明
大台目前、妙齢おひとりさま女子が選んだのは秘湯めぐりだった! 老眼、身体の不調、すぐそこまでやってきている「50代」という名の次なるステージを迎えるために、身体と心をいたわるために秘境の温泉へリトリート! 注目作家によるエッセイコミック!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
kum
41
40代最後の秘湯旅。自然豊かなお風呂や美味しいもの、すれ違う人との一期一会を楽しむ一方で、お湯に身を浸しながらぼんやりと、普段ひとりが楽しい自分の心の奥底に本当はさみしい私がいるのかいないのかなどと思いを巡らせたりもする。何がいい悪いではなく、選んだ選ばなかったでもなく、たくさん歩いてここまでやってきた。そんな自分を眺め、これからの変化を思う旅を一緒に味わった気分。2021/07/16
あたびー
36
作者が秘湯を訪れ堪能しながら中年から初老へと移行する自分と向き合い、寂しさを感じないのは何故かとか子供が嫌いなのは何故かとか結構哲学的に思いをめぐらせる。貝掛温泉以外泊まったことがなくて、ぜひ行ってみたいと思う温泉ばかりだった。高峰温泉は前を通ったことがある(素通りして池の平湿原へ行った)だけなので、今度はぜひ泊まってみたいな。そして、遠いから中々行けない九州。日本は地震が多くて大変な国だけど、「これで何とか勘弁してよ💦」と地球が温泉で支払ってくれているような気がする。2024/12/13
manamuse
33
まだ出版したばっかりなんだ…この人の感覚とか絵も好きかも。10歳差があるのが残念。どの秘湯も知ってるけど行ったのは3つ。こんな風に行った所の絵を描いて残せるっていいなぁ〜。2020/04/13
くさてる
30
題名通りのコミックエッセイ。情報量が多いけれどくどくなくて楽しい画と「49歳」がキーワードになる個人的な思いの部分が調和していて、とても良かった。温泉に興味がない私でもたくさん共感できたのは、著者のクールだけど冷たくない、女性が生きるということへの視点と、そこからの言葉が腑に落ちたから。素敵な一冊でした。2024/05/06
瀧ながれ
30
秘湯とその宿を楽しむエッセイコミックだけど、あんまり大きなお風呂に魅力を感じないわたしは、お風呂の気持ち良さじゃなくて「49歳」の身体感覚などに興味と共感を覚えた。身体の変化、出産可能な年齢を過ぎての子どもへの視線、親との距離など、この年齢だから感じることがいろいろあるなあと、読みながら改めて思うところがいろいろと…。わたしも一人で遊べるヒトなので、「さみしい」の感じ方にも共感。りんごのグラタン、美味しそうね。2020/05/01
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