出版社内容情報
117の経典から読む「ほとけ」の恩寵と智慧。
お経とは「慰め」と「励まし」の書であった。「般若心経」から「大日経」「無門関」まで、主要な経典117の成り立ちと意味を解説。
葬儀や法事のたびに耳にするお経とは、いったい何を唱えているのか。本書では、仏教経典の歴史から種類まで、すべての老若男女にわかりやすく解説する。
▼紀元前五世紀、インドで釈迦が説いた教えは、幾多の変遷とともに、アジア全域に広がった。その途上で編まれた経典の数は膨大である。梵語から漢訳されて日本に伝わったものだけでも1692部。わが国で生まれたものを含めれば、3360部にもなるという。その中より特に重要と思われる150余を選び、概要を紹介する。釈迦の直説といわれる「阿含経」群、悪妻を戒める『玉耶経』、東洋のイソップ物語『百喩経』、智慧のエッセンス『般若心経』、濁世を生きる『法華経』……。さらに、日本の高僧たちによって編まれた『愚管抄』『歎異抄』をはじめ、宗派別のお経、葬儀でのお経などをやさしく解説。仏教という大河の流れを知れば、現代に生きるお経の意味と価値が見えてくる。好評の「仏教がわかるシリーズ」第三弾!
●第1章 お経の成り立ち
●第2章 基本的なお経のいろいろ
●第3章 中国で生まれたお経
●第4章 日本で生まれたお経
●第5章 現代に生きるお経の意味と価値
内容説明
紀元前五世紀、インドで釈迦が説いた教えは、幾多の変遷とともに、アジア全域に広がった。その途上で編まれた経典の数は膨大である。梵語から漢訳されて日本に伝わったものだけでも一六九二部。わが国で生まれたものを含めれば、三三六〇部にもなるという。本書では、その中より特に重要と思われる一五〇余を選び、概要を紹介。釈迦の直説といわれるお経から、般若心経、法華経、さらに宗派別のお経、葬儀でのお経までをやさしく解説する。好評の「仏教がわかるシリーズ」第三弾。
目次
第1章 お経の成り立ち(インドからアジアの南北に伝わるお経;アジアの南北に伝わるお経 ほか)
第2章 基本的なお経のいろいろ(インドで生まれた古いお経;大乗仏教のお経のいろいろ ほか)
第3章 中国で生まれたお経
第4章 日本で生まれたお経(奈良時代から平安時代につくられたお経;鎌倉時代から室町時代につくられたお経 ほか)
第5章 現代に生きるお経の意味と価値(仏教の基本的なお経とは;各宗派が選んだお経 ほか)
著者等紹介
松涛弘道[マツナミコウドウ]
1933年生まれ。ハーバード大学大学院卒業。マスター・オブ・アーツ。現在、浄土宗近龍寺(栃木市)住職。上野学園大学国際文化学部教授。世界仏教大学(バンコク)理事。全日本仏教会国際委員長。藍綬褒章
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