内容説明
スコップで地獄の底まで掘り抜き、ついに最後のオーブを手にしたアラン達。オーブに祖国開放を願うが、人の願いを叶えるオーブは、既に人じゃない姫は使えなかった。結局ふつうに波動砲で宰相を倒すことに。『ではこの旅の意味は一体!?』アリスのツッコミ虚しく波動砲で魔軍を一撃殲滅。神聖スコップ帝国の建国に幸せ絶頂のリティシアは、しかし己の大きな過ちに気付く。「わ、私は実は…シャベルだったのです!!」いろいろあった結果大魔王シャ・ベ・ルティシアに覚醒した姫を救うため、アランは己のスコップ波動砲を愛する姫に発射する――果してスコップとシャベルは一つになれるのか。超英雄ファンタジー、激動の第四弾!!【電子限定!書き下ろし特典つき】
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
真白優樹
13
祖国開放を願ってみたらリティシアが既に人間ではなく使えなかった為普通に波動砲で事態を解決する中、魔将筆頭であるエリーゼがリティシアの姿で現れる今巻。―――異なる二つは一つになるか、全ては波動砲が知っている。 さてここまで精神を掘られて洗脳されてきた読者の皆様ご安心ください、更に洗脳されますこっぷ。リティシアがどんどんスコップになっていきカチュアの正気度がどんどん削られていく、どんどんスコップとシャベルが侵食してくる巻である。つまりいつも通りである。果たして次のすこっぷとは。 次巻も須らく期待である。2020/03/28
nishiyan
12
最後のオーブを手に入れたアラン達。祖国開放へと向かうのだがその前に七魔将筆頭のエリーゼが立ちふさがる本巻。既に人ではなくなったリティシアからのスコップ汚染は祖国を蝕み、大魔王へと覚醒するという…。アランにある部分をスコップされるカチュアが何ともいえない可愛さなのだが、鋭いツッコミは健在。敵将のエリーゼまでもツッコミ役になるのだが、あの悲惨なラストは目も当てられない(笑)。エリーゼはどうするのだろう…。しかし新たな強敵を迎えることになって、この物語はどこへ行くのだろうか。最後まで見届けたい。2020/05/15
ヴィオラ
12
すこ、すこすこすこー!すこすこ、すこ、すすこすこすこ、すこすこすこー!(もう、感想もこれで良いような気がしてきたw) もうね、最近現実がストレスフルなので、逆にこういう小説は貴重だと思ったりするわけですよ。繰り返される「すこ」と「スコ」も、ここまで続けられるとなんだか心地よくなってきたりして、確実にスコップ洗脳されている気もするw2020/04/09
天涯
11
カチュアがスコップを克服したのかと思いきや、短い夢だった。まともな敵が登場。したと思いきややはりスコップに呑まれる。カチュアも同情するレベル。素直なリティシアは可愛い。壮大なスケールになってきたが、スコップがあれば大丈夫だろう。次巻にも期待。2020/03/26
Kei Ogiso
8
4巻もスコップです(投げやり感想)。ただ今回は大きく話が動いたよ。アランとリティシアの関係、ラストに恐ろしい相手に立ち向かうリティシア。以下次巻へ。2020/05/05