ガガガ文庫 コワモテの巨人くんはフラグだけはたてるんです。 ２

著者名：十本スイ【著】/Ｕ３５【イラスト】

小学館（2020/03発売）

• ISBN：9784094518320

内容説明

新時代の無自覚系ラブコメ、第２弾！！

学園中で恐れられる巨人くんの不々動悟老は、アイドルちゃんとの縁を無事につなぎ合わせることができました。

そんな彼が次に出会ったのは、引っ込み思案な書店の看板娘の繭原糸那。お互い好きなものがいっしょなことから、次第に二人はお話することが多くなりました。そんなある日のこと、繭原さんから弟の幼稚園で行われるお遊戯会について相談を受けました。それは奇しくも、巨人くんの妹から聞いていたのと同じような内容で――。

これは自己肯定感低めな巨人くんが、彼を認めてくれ、彼もまた、信じられる人と出会う物語。

※「ガ報」付き！

※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[かんけー]

読了♪新キャラが数名登場の2巻目(^.^)♪冒頭、伏見虎大のモノローグにフムフムとw彼のパーソナリティがろーくんをして何かデジャブですね～(^_^;)と言わしめる？体の大きさは段違なのに持ってる悩み事は共通してる。此処からこの二人は互いを必要な関係性に本人達も無意識の内に気付かず行動を共に♪ろー君のフラグ爆弾は今回も容赦なくw女性達を惑わせ(^_^;)舞川さんや何と友枝先生までwん～?本人に自覚が無いのが被害拡大の要因なのだが誰かのセリフの「君は天然ジゴロなの!?｣に苦笑(^_^;)→

2020/07/28

[彩灯尋]

妹の幼稚園で起きている問題の解決策を探す巨人くん。だんだん巨人くんの周りにいる人が増えてきてにぎやかになってきた。無自覚で褒めてくれるところは自己肯定感アップに繋がりそう…本人は自己肯定感低めなのがまた面白いな。

2023/07/27

[真白優樹]

悟老と糸那の関係性が深まる中、彼女の弟の幼稚園で開催されるお遊戯会に関する相談を受ける今巻。―――まだ届かぬけれど一歩ずつ、もう少しだけ先へ。　ヒロインばかりが華じゃない、そう言わんばかりに悟老に友人と呼べる存在が出来る今巻。　まだ自分を認められないけれど、それでも助けたいと思ったから。前巻の頑張りを経験して少しだけ成長した悟老が頑張る、確かな成長が眩しく彼を見守る人々の温かさが更に胸に沁みる巻である。少しずつ広がる関係性、そして彼を待つのは新たな問題。果たして救援要請の真の意味は。 次巻も楽しみである。

2020/03/21

[加賀ますず]

優しき巨人、幼稚園児を抱えて疾走。妹のタマノが所属するいちご組お遊戯会の出し物を何にするかで意見が割れてしまい、会議を開いても八方塞がりな状況に保護者として呼ばれたゴロー君。優しい彼が提案した解決策とは…。皆んなから期待される自分と、自分がなりたい自分。その乖離に苦しみながらも、少しずつ現実を受け入れて前へ進んでいく登場人物達が尊くて、心をホッコリさせてくれる。いい意味でガガガらしくない真っ直ぐ温かい作品。

2020/08/30

[菊地]

好感が持てる主人公が、友達を作って、フラグを立てていく流れが実に楽しい。今後、ちゃんと自己肯定感を持つように成長して欲しいです。キャラクターに好感が持てるかどうか、本当に重要。

2020/03/24