内容説明
現役弁護士&現役裁判官が、実例をもとにした「ダメ起案」を添削!
ていねいなコメントと共に、「お手本起案」ももちろん掲載!
また、新人の方が悩む「裁判外起案」の例も!
◎相手方へ要求する書面
◎クレームに対する回答書
◎被害に遭われた方へ連絡する書面
◎代理人を辞任するときの書面
◎第三者へお願いをする書面
……など。
正解のない裁判外起案についても、ベテランならではの視点と考え方をもとに、一定の方向性を示しました。
前作『裁判官はこう考える 弁護士はこう実践する 民事裁判手続』と併せて、紙上OJTで起案の基礎力を高めてくれること間違いなしの入門書!
目次
まえがき
第1編 基礎知識編
-法律実務家のための文章作法
第1章 なぜ文章作成術が必要なのか
作文・論文・司法試験……いろいろやったのに!
なぜ文章作成は苦手?
法的書面の特殊性
「法的」だけでは足りない
文章術を会得する方法
●裁判官からひとこと
1 文章作成は、裁判官にとってもつらい。
2 文章作成は弁護士にとってはもっとつらい。
3 文章作成はつらい。でも楽しくなることも
4 文章作成のつらさをなくすためには
5 弁護士であるあなたは、本当に文章作成が嫌いなの?
6 書面作成から外れたのは、苦手意識が理由ではない?
7 さあ、牧田マジックで、文章作成能力を向上させよう
第2章 文章作成のポイント
「文章作成の約束事」とは
超厳選! 8つの約束
●裁判官からひとこと
1 牧田先生のアドバイスを「約束事」と心得るべし
2 代表的な「ルール」である「無免許運転」を考える
3 「ルール」と「約束事」の違いは、相手の存在
4 裁判官は弁護士の書面を多目に見る?(回答その1)
5 裁判所内で判決文の傾向を変化させようとしているか?(回答その2)
6 接続詞、特に「が」の活用には慎重に
第3章 メールの文章術
メール活用の心得
メールを送るときのポイント
●裁判官からひとこと
1 裁判官は、職務上メールをほとんど利用しないので……。
2 メールを作成・送信するときは、まず人として恥をかかぬよう
3 返事を早くするのは大事。その一方で気を付けることは……
コラム1 起案の環境を見直そう
第2編 実践編
-場面別!起案添削講座
第1章 裁判外の書面
お題1 売掛金の支払いを督促する手紙
添削前の起案例
内容証明か、普通の文書か
電子内容証明郵便の活用
相手方の対応を想定する
宛先は誰なのか
「殿」か「様」か
書面のタイトルをどうしよう
頭後と結語や時効の挨拶は必要か
「当職」か「私」か?
数字が並ぶときは、簡潔に見やすくする
断定的な記載について
どのような文体で臨むか
最後の決めセリフ
添削後の起案例
●裁判官からひとこと
1 裁判官が、裁判外の弁護士業務に意見を述べてもよろしいか?
2 「売掛金の支払いを催促する手紙」を一読して
3 しつこいようであるが、文章を書き出す前には事前準備をすべし
4 配達証明は、裁判官にとってはとても有難い
5 提訴前であっても、実体的権利の選択については十分な検討を
6 断定的記載や文体の選択については、相手方の存在を頭に入れて
7 弁護士が相手方本人の恨みを買わないように
お題2 被害者へ連絡する書面
添削前の起案例
この手紙の目的は何だろう
宛先住所は書かないほうがよいのでは
宛名の大きさ
「殿」か「様」か、「私」か「当職」か
タイトルは?
頭語、時候の挨拶はどうしよう
やり取りの正確な記載は必要か?
使う単語のレベルに気を付けよう
被疑者・被告人情報を出すことに注意しよう
弁護人はお詫びをするべきか
大事なことはゆっくり、丁寧に
被害者にものを頼む態度かどうか
被害者を安心させる一言
手紙は人柄を表している
添削後の起案例
●裁判官からひとこと
ほか
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ねお
TM
very-hot-summer
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