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内容説明
西洋音楽史の常識を覆す、衝撃の真実! モーツァルトは二度「殺された」。今日、「アマデウス」と言えば、多くの音楽ファンが、夭逝した18世紀の天才作曲家・モーツァルトのことを思い浮かべるだろう。しかし当の本人は、生前「アマデウス」と呼ばれたことも、名乗ったことも、まして署名などしたこともなかった。嘘だと思うなら、本書をご一読いただきたい。モーツァルトは、ある時期から自筆の楽譜に「アマデーオ」と、書簡の類には「アマデ」とサインし、その名を死ぬまで大切に使い続けた。それはなぜか。なぜなら、それはモーツァルトにとって唯一の宝であり、自身を支える矜持だったからだ。にもかかわらず、生涯大切にした最愛の名前を、死後、誰が何のためにモーツァルトから引き剥がし、似て非なる「アマデウス」に改竄してしまったのか……。著者は、不遇のうちに35年の短い生涯を終えた天才の渇望と苦悩に寄り添いながら、その謎を解き明かし、さらに西洋音楽史の欺瞞にも切り込んでいく。
目次
序曲 名前の話
第一章 親からもらった名前
第二章 ヴォルフガングとアマデーウス・モーツアルト的
第三章 悪夢への前奏曲
第四章 悪夢のドラマ
間奏曲 第一≪バスティアンとバスティエンヌ≫の怪
間奏曲 第二 ジュゼッペ・アフリージョ
第五章 イタリアの陽光
第六章 アマデーオ降誕
第七章 ドラマの終わり
第八章 ウィーンの亡霊たち──陰謀・噂
第九章 モーツァルトの死
第一〇章 ドイツ語圏に家がない
フィナーレ アマデーオ、孤高の王国
アンコール だれがアマデウスを作ったか
あとがき
蛇足
主な参考文献
巻末付録 モーツァルトの生涯の署名一覧(作品における署名
手紙における署名)
感想・レビュー
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trazom
ぽてち
鐵太郎
パトラッシュ
ヨハネス