内容説明
12月23日、高校2年生の早季子に宛名だけが印刷された郵便はがきが届く。25日、クリスマスの朝、そのはがきで「猿」が折られていた。その猿を見るうち、はがきの文字を目にした早季子は驚く。10か月前に亡くなった同級生、和志が書いたものだったのだ。いったいどういうことだろうか……。四季の移ろいや高校生の瑞々しい姿を丁寧に描き、人が人を想う気持ちに寄り添った青春ラブストーリー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
むー
4
ちょっと不思議な青春の話。2023/07/24
JUN
4
重厚感がある作品。 桜吹雪の舞う季節に 笑顔の君を夢見て。2021/10/10
こばゆみ
3
異色の折り紙小説、ということで、読んでいて新鮮だったしラストも感動的で良かったのだけれど、やっぱり折り紙の様子を文字で表現するのには限度があるというか、漫画やアニメで見た方がもっと感動できたような気がする、、、2020/03/31
ヤギ郎
1
2023年9月9日読了。2023/09/09
yk8743
1
地元の本屋で地元が舞台の青春恋愛物語とか謳われていたので楽しみにしていたが、期待外れになってしまった。紙(折り紙)が題材になっているが、折っている描写が専門的な説明すぎて素人にはイメージが全然掴めない。逆に全編を通してファンタジー要素がある為か抽象的な表現が多すぎて何を言いたいのかが最後まで解らない、時系列が行ったり来たりで解りにくい。読ませる事を意識していない作者の自己満足的な作品という印象が強いが、自分の感性の問題もあるので再読の余地あり。ローカルネタは楽しかったが、他の人からしたらこれも疑問だろう。2020/08/22