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内容説明
生活習慣病の代表格とされる糖尿病。日本におけるその患者数は、予備軍を含め1370万人に達し、もはや「国民病」と呼ぶにふさわしい。自覚症状もなく進行する糖尿病の性質は、「早く老化する病気」といえるが、最悪の場合には網膜症や腎障害などの合併症を引き起こす。現代人の乱れた食生活や運動不足は、その改善がなされない限り、きわめて危険と隣り合わせなのだ。本書では、血糖値の見方や食事療法、ストレス対策など数々の治療エピソードを交えて紹介。手遅れにならないためにも、現代人必携の一冊。(内容)甘いものが好きな人は糖尿病になりやすい?/同じ環境であれば、発症に男女差はない/ストレスホルモンが血糖値を高める/肥満を導く「節約遺伝子」の存在/網膜症の怖さ――突然見えなくなることも/糖尿病は治療にお金がかかる/ファーストフードの落とし穴/景気が悪くなると糖尿病は減少する?/「自分だけは大丈夫」と思ってはいけない
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Humbaba
5
糖尿病の最も恐ろしいところは,自覚症状がないということである.そのため,本当にまずい状態になって初めて来院するということが頻繁に起こる.また,発病には生活習慣が密接に関わっているからこそ,治療のためには生活そのものを見直す必要があり,なかなか簡単に歯できるものではない.2011/11/30
Atsushi Kitamura
0
著者は聖路加の内科医長をされた方です。2002年の出版で既に絶版になっている本ですから内容の古さは否めませんが、治療の根幹が変わるわけではありませんので、入院を機に読みました。 内容はとても平易で、エッセイ風でとても読みやすいものになっています。 何しろ、日本で糖尿病を専門にしても流行らないよと言われた時期から研究をしてきた人ですから、話にはいちいち納得するものがあります。 糖尿病の入門書としては気楽に読めますよ。ただし、診断基準も薬も変わっていますから要注意です。2015/09/11
ねええちゃんvol.2
0
★★ 2002年の本で少し古かった。2012/03/05