内容説明
武田騎馬隊の実力は?
上杉謙信戦国最強の武将だった?
なぜ20年も川中島で戦う必要があったのか
後継者指名に失敗した信玄と謙信
酒豪・上杉謙信の突然死と糖尿病
織田信長の苛烈な愛情表現と男色
信長はサイコパスだったのか
「岐阜」という名に秘められた野望
本能寺の変の動機を推理する
「是非もなし」の意味すること
拾った針を売り歩いた秀吉の幼少期
誰にでも平気でゴマをすった秀吉
「織田ブランド」のお姫様を次々妻に
なぜ淀君だけが妊娠できたのか
遺骨から復元された石田三成の顔
三成が異例の大出世をした秘訣
関ヶ原の裏切り者・小早川秀秋の酒癖
三成はなぜ家康が許せなかったのか
農民出身でも武士になれた
再発見された「天皇」
新選組の必殺技は「三対一」
「鬼の副長」土方歳三の最後
いいところのお坊ちゃんだった坂本龍馬
龍馬は左利きの刺客に斬られた?
浮かび上がった龍馬暗殺の黒幕
人の話を聞ける男だった
徳川慶喜カメラ、猟銃、自転車…の趣味三昧
豚が大好きな元将軍
敵前逃亡の理由
武士道精神には見向きもせず
目次
第1章「最後の戦国武将」の意地――上杉謙信と武田信玄
第2章 恐怖で人を支配する 信長の磁場――織田信長
第3章 豹変したハゲネズミ――豊臣秀吉
第4章 「豊臣最高の能吏」の人間力――石田三成
第5章 農民として生まれ武士として死んだ男――土方歳三
第6章 龍馬暗殺の真犯人と黒幕――坂本龍馬
第7章 「逃げる殿」の第二の人生――徳川慶喜
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ちさと
23
NHKのTV番組「偉人たちの健康診断」をベースに、歴史の狭間に生きた偉人たちについて本郷さん独自の見解を述べたもの。第4章石田三成についてが興味深い。まず、お墓を動かした際に出てきた頭蓋骨から復元された三成の顔がふつーのおっさん顔。「文」に長けた武将ということで秀吉に重宝されたが、三成の部下には有能な家臣が何人もいて大いに助けられていた。秀吉の死後暗殺未遂まで起こるほど嫌われていたが(仲裁が家康だったのも驚き)、部下や領民には義に厚い人だと慕われていた、など。書いてて思った、本書はゴシップ本だ。2025/07/16
さきん
22
日本史のおいしいところの上をなぞっている。文献から病気や精神的疾患、人物を性格を考察するところが一貫して楽しく読めた。2020/05/08
たらお
16
信長は戦略だけでなく、芸術や文化にも新たな価値を見出し、こんな時代に茶器の名物を家臣への褒美として活用するなんて発想、領土よりも茶器が欲しいと思わせる価値の転換は改めて革新的だと思う。領地を単に広げるのではなく天下統一という発想をもって戦った点も他の武将とは違う。また、光秀によるクーデターは天下を取ろうとしたのではなく、機内を押さえれば、柴田(北陸)羽柴(中国)滝川(関東)と力の均衡がとれることから、群雄割拠の状態に戻ることを想定したのではないかと考えたところもなるほどと思った。家康のしかみ像は別の人??2020/10/12
LaVieHeart
10
本郷先生の話はいつも、分かりやすい中にちょっとマニアック?な豆知識も入れ込んでいて面白い。 。。。いつも信長の評価がめっちゃ高くて謙信様の評価が低いのがちょっとアレだけども。 本作は私の好きな時代(戦国・幕末)の話だったので尚更面白く一気読み。NHKの番組「偉人たちの健康診断」からの1冊との事で、番組出演の様々な分野の先生方のご意見や解釈を踏まえた本郷先生の解釈は、「なるほど、そういう見方をするとそうなるのか」と思わせてくれる。 願わくば、そろそろ本郷先生にも謙信様の人間臭い面白さが伝わる事を願う(笑)2024/09/02
かろりめいと
9
相変わらず本郷先生。戦国と幕末の有名人物の列伝エッセイ。信玄と謙信、信長、秀吉、石田三成、土方歳三、坂本龍馬、徳川慶喜の7章。各人物への評価は意外に普通。とても面白かった。2021/06/01
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