双葉文庫<br> ダブル<新装版>

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双葉文庫
ダブル<新装版>

  • 著者名:永井するみ【著】
  • 価格 ¥880(本体¥800)
  • 双葉社(2020/03発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784575523164

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内容説明

被害者の女性の特異な容貌から注目を浴びたひき逃げ事件、痴漢の容疑をかけられた男の転落死、老人が飲んだ薬物入り缶コーヒー騒動。それら未解決の事件には、ある人物の姿が見え隠れしていた。謎を追う女性ライターが辿り着いた真相とは!?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

M

66
一見ほんわかとしたお嬢系妊婦なのにある面ひどく排他的で執念深さの窺える乃々香の不気味さったらない。雑誌ライターの多恵もなんか居そうな女で、その真逆なタイプの二人の絡みも不穏。サイコ小説だから余計仕方ないだろうけど、これだけ同じ場所で立て続けに事件事故が起こったらミステリー小説なら有能な刑事か検事がとっくに立件してる…などと思いつつ。乃々香親子のベタついた関係も不可解で気味悪いし、先が気になって一気読み。まぁここまで表立って表れなくとも、心の中に黒く蠢く感情って在ったり持ったりするかもね、人間。面白かった。2020/03/28

キンモクセイ

55
週刊誌のライターの多恵が調べているのは江戸川区の路上で二十代の女性がトラックにはねられて死亡した事件。その女性の容姿がかなり強烈で巷を賑わせた。その後に続く痴漢容疑の男性の転落死、周りから厄介者扱いされている老人の薬物混入コーヒー事件。調べるうちに偶然出会った乃々香という妊婦の女性。彼女の隠された秘密は?ライターである多恵の勘の鋭さはわかるが、乃々香のおっとりしたイメージとは裏腹に勘が冴え渡っているのも侮れない。ラストは驚きの展開と結末が待っている。人によっては見向きもしない物がある人には幸福をもたらす。2021/08/13

kei302

43
なるほど、その“ダブル”か...と、再読なのにラストでぞっとする。半分読んだところで思い出したけど、やっぱり怖い。ホラー的な怖さではなく、サイコパス方向。永井さん、早世が惜しまれます。最近、新装版が続々と出ているので再読再読です。2020/02/27

きりん★

41
これぞイヤミス。久しぶりにイヤミス読んだー!という本だった。容姿が良くない女性の死を調べると、誰かに突き飛ばされ車に撥ねられ亡くなったのでは?という謎が。また暫くして痴漢疑惑だったサラリーマンの転落死。それらはどう繋がるんだろう。女性記者と妊婦の主婦二人の語りで進む物語。読後感悪い😝面白かったー。永井さん初読みだったがお亡くなりになっているそうで大変残念。2025/05/05

JILLmama

35
新装版を読了。想像していたよりマイルドな話だった。 女同士の駆け引き。女が1番怖い。2020/08/01

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