大江千里と渡辺美里って結婚するんだとばかり思ってた

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大江千里と渡辺美里って結婚するんだとばかり思ってた

  • 著者名:交通新聞社
  • 価格 ¥1,540(本体¥1,400)
  • 交通新聞社(2020/03発売)
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  • ISBN:9784330037202

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内容説明

2016年7月より月刊『散歩の達人』で連載中の「失われた東京を求めて」をまとめたエッセイ集。
東京に生まれ育ち、暮らしてきた作家・樋口毅宏が、音楽やテレビ、ラジオ、映画、プロレスなど様々な切り口から、昭和の思い出を振り返る。
あの日、あの時、あの出来事。当時、僕らは何を思い、何をしていたのか。
そして当時、圧倒的な熱量で時代をけん引していた者たちは今、それを見つめる自分は今――。

同世代なら、きっと共感できるはず。「何年かに一度会う腐れ縁の友と、だらだらダベる感じで読んで」お楽しみください。

目次

◎映画マニアはなぜ潰れた映画館の話を嬉しそうに語るのか
◎武道館を愛していますが何か?
◎僕が東京で目撃した有名人たち
◎BOOWYとわたし
◎樋口毅宏の引っ越し人生(1)池袋
◎樋口毅宏の引っ越し人生(2)上板橋
◎樋口毅宏の引っ越し人生(3) 野方
◎村上春樹と握手したのは僕です(しかも高田馬場)
◎樋口毅宏の引っ越し人生(4)阿佐ヶ谷~茗荷谷
◎人生で大事な町はすべてアド街から教わった
◎樋口毅宏の引っ越し人生(5)三軒茶屋
◎久米宏さんのこと
◎佐野元春がどれだけ神だったか知ってますか
◎金曜夜8時といえば――昭和プロレスの幻影
◎30年ぶりの大江千里
◎僕は時代の証人になれなかった
◎樋口毅宏の引っ越し人生(6)京都
◎尾崎豊が死んだ日
◎僕は渡辺美里と結婚したかった――80年代日本ポップミュージック考
◎「エコーズが好きでした」と告白することは罪ですか?
◎『タッチ』とは『あしたのジョー』である
◎男の子はみんなジャッキー・チェンになりたかった
◎When I was young, Id listen to the radio
◎桑田佳祐は、日本のポップミュージック史上最大の変態だ
◎テレビがやんちゃだった頃
◎鬼子母神スタンド・バイ・ミー
◎昭和最後の日、平成最初の日
◎中島みゆきに謝罪します
◎異説・長州力
◎松田聖子とは何か? 111回目の武道館コンサートを観て考えたこと
◎TM、バクチク、チャゲアス、米米、ブルーハーツ…… 80年代ライブ評
◎ゾンビ、ネバー・ダイ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

災害大嫌い美少女・寺

78
樋口毅宏さんの本は、たぶんほとんど読んでいると思う。とりわけ本書は共感しながら楽しんで読んだ。昭和40年代生まれの人間には懐かしい話題ばかりである。都会で生まれた樋口さんには映画は近い娯楽だが、田舎に育った私には、映画は電車に乗って何時間もかけてわざわざ観に行き、二本立て拝見後は必ず頭痛を起こすリスキーな娯楽だった。ラジオの話も懐かしく、私もとんねるずのオールナイトニッポンは嫌いだった。コサキンは最高に好きだった。大槻ケンヂは本当に話芸の達人だと思う。電グルも良かったが、瀧さんがああなるとは。面白かった。2021/01/06

はれひめ

52
大江千里「十人十色」佐野元春「サムディ」「アンジェリーナ」久々に聞きたくなりました。BOØWYや尾崎豊、時代の寵児を熱く語る樋口さんに一々同意。ECHOESの辻仁成の変遷は遠目に。アゲアゲ気分にさせてくれる一方、樋口さんの家族愛や池袋愛は切ない。大江千里は学祭で前列中央で観れたし、(翌年は山本達彦だった)渡辺美里の西武球場も、バービーボーイズの東京ドームも参戦した私も歴史の目撃者だ。「サワコの朝」大江千里の回見逃したからネットで拾おう。樋口さんお願い。もっと描いて。青春時代を思い出させてくれて感謝です。2020/06/17

あみやけ

34
東京生まれでもないし、プロレスも洋楽も好きではないですが、佐野元春は大好きだったし、GBも買ってたし、世代も同じで、共感することが多かったです。とっても懐かしい気分になりました。でも、こんなので本が描けるのなら、僕にも書けそうです。ここまでおもしろおかしくは書けませんが。昭和の後半から平成を振り返るいい機会になりました。2020/10/31

nagatori(ちゅり)。

31
もう、書いてある単語がいちいち懐かしすぎて、そして多すぎてうまいことレビューを書ける気がしません。ちょっと読むだけで胸いっぱい、お腹いっぱい。私も大江千里と渡辺美里は結婚すると思ってた。PATi PATiとかGB、買ってたなあ。そして何より、樋口さんが羨ましく、妬ましい。東京に住んでいるって、こういうことなのか。私が憧れ、行きたかったライブ、映画、コンサート、想像するだけで遠いものだったアーティスト達のあれこれを思う存分に浴びている姿がもう、ああもう、いいなぁぁ←田舎者の僻みです(笑)2020/06/19

あじ

31
もしも私に兄や姉がいたら、大江千里と渡辺美里の結婚を妄想できたかもしれないし、辻仁成が“ECHOES”だった事をとっくに知っていたかもしれない──。「僕は幸福な目撃者」だと40男が人生半ばで恍惚と振り返るエッセイ。繰り返し再生していればカセットテープに黴は生えない。例えテープが伸びきったとしても、思い出はいつもこころの拠り所であり続ける。いい出汁でてます。2020/05/22

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