内容説明
東京、四谷の雑居ビルの放火事件で若いガードマンが焼死する。不審な死に警察の捜査が始まった。若者の日常生活に、かすかに存在した女の影……。女の行方を追ううちに次は赤坂で放火が。そして現場に“東京”と謎の文字が書かれた張り紙が! 索漠たる都市の内奥と現代人の心を見据えて本格推理の天才が描く、印象深い長編ミステリー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
森オサム
46
久々に読んだ島田御大の作品は社会派ミステリーでした。舞台は昭和57年の東京。で、これが問題、私は東京には55年の人生で1回しか行った事が無く、地名が一杯出てもどこがなんやらさっぱり分からん。東京論?、そんなもん知らんわい、と思いながら読んでたので田舎者には疲れました。ミステリーとしては、消えた謎の女性を探して歩く所は読みごたえ有りましたけど。後、連続放火が密室で行われる所に本格魂の片鱗は見ました(笑)。とは言えやはり御大には、ド本格のはずなのに何故か脱力感満載になるトリック、でガガッと攻められたいですね。2023/09/07
stobe1904
35
【社会派ミステリ】昭和50年代の東京で放火事件が次々と起きるが、警察は手がかりを見つけることができないなか、殺人事件も起きてしまう…。東京という都市のあり方をベースにした骨太な社会派ミステリで、『砂の器』を彷彿させる刑事の地道な捜査が印象的。華やかな東京という都市で暮らす貧しい寒村出身者の孤独の深さが心に響く…。★★★★☆2025/01/25
Cinejazz
33
“火炙りの刑に値する都市” ・・・異常心理犯罪者が宣告する連続放火事件を追う警視庁殺人課刑事の地道な捜査は、事件の舞台の大東京と日本海沿岸の寒村・越後寒川が絡んだ、愛憎離苦の果ての“人間の業”の渦巻く、驚愕の真相が待ちかまえていた・・・本書は、松本清張の往年の名作『砂の器』を彷彿させる快調な滑り出しに惹きつけられるも、伏魔殿・東京に呑み込まれたヒロインを、逮捕されずに見逃してやりたくなる奇妙なジレンマに陥る<島田荘司サン>描く社会派ミステリ-。2023/06/18
マムみかん(*ほぼ一言感想*)
33
ベレー帽をかぶった中村刑事は、「御手洗シリーズ」や「吉敷竹史シリーズ」にも登場していますね。 東京という都市が主役とも言える社会派ミステリー。 謎の女や連続放火犯に迫る地道な推理が読ませます。 密室の豪腕トリックも凄いです☆ 2020/10/18
JKD
31
とある東京のビル密室放火で犠牲になった真面目なガードマン。いったい犯人は誰?そこに謎の女が出てくる。刑事中村は僅かな手掛かりをもとに彼女を追い、越後寒川という寂莫の集落で女の素性を知る。やがて東京では連続放火が起こり、「東亰」という謎の文字が事件を複雑にする。真相を追うごとに増える謎が幾重にも絡んでいき、最後は越後寒川での悲しい過去に辿り着く。予想を上回る緻密で壮大な物語で読みごたえ抜群でした。2020/03/23
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