流動型『学び合い』の授業づくり ~時間割まで子どもが決める!~

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流動型『学び合い』の授業づくり ~時間割まで子どもが決める!~

  • 著者名:高橋尚幸【著】
  • 価格 ¥1,683(本体¥1,530)
  • 小学館(2020/03発売)
  • ポイント 15pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784098402014

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内容説明

時間割も、学習内容も子どもが決める!

 時間割や学習内容など、1日の学びのデザインを丸ごと子どもたちに任せてしまう――。それが、流動型『学び合い』です。小学校教師である著者は、日々、担任する学級の枠さえ超えて、そんな先鋭的な実践を展開しています。
 本書は、そんな流動型『学び合い』が目指すもの、そしてその方法論について世に問う渾身の一冊。進む少子化による学校の小規模化、教職員の多忙化、カリキュラム・マネジメント等、全国の学校現場に共通する切実な課題を解決するための大きなヒントがここにあります。
 著者は、福島県沿岸部の小学校に勤務時代、授業中に東日本大震災に遭遇。被災直後よりもむしろ8年以上経った現在の方が、学校現場の課題の深刻さは増していると言います。そうした苦難の日々の中で、今後の教育のあり方や、未来の子どもたちを幸せにできる力について深く考えざるを得なかった著者による提案は、未来の日本の教育の方向性の1つを、確実に示しています。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

MIKI(magicrose)

38
「今までは教員の仕事だとされてきたものを、子供たちに委譲すること」(p.142)という捉え方は、Nancie Atwellの"handover"と似ていると思いました。私自身、家庭でも職場でも、最終的に「私がいなくてもいい状態」を作ることを秘めた目標としているので、著者の"教室では子供たちが主人公ですよね?だったら、主人公である子供たちが「大切なこと」をやるべきでしょう。そういうスタンスで接することが、子供たちが主体的に学べるようになるための第一歩になると思っています"という意見に大賛成!2020/03/07

せっかちーぬ

7
休校で授業がないので、すんなり読了。子どもがいないので、来たらやってみたい、と思う単元もいくつか思いついた。今回読んで、前半は、「平和でないと成り立たない」と思っていたけど、読み進めるにつれ、色々な形態でチャレンジできるのでは?と、期待に膨らむ選択肢が見つけられるようになった。教師側が、たどり着いて欲しい課題とゴールをうまく設定できるようにしなければ、と思う。2020/06/01

Ajiro Ryosuke

3
高橋先生が重ねてきた実践記録。 子どもと向き合いながら丁寧に紡いできた1冊。 先生の苦悩や喜び、子どもの困った顔や喜んだ顔が頭の中にすっと浮かんでくる1冊。 タイトルにある流動型『学び合い』になるまでの失敗や過程が丁寧に書かれています。 子どもが幸せに生きるって何だろう? 子どもが学ぶって何だろう?と考えて考えてたどり着いた形。 子どもが自ら学び幸せになることを真剣に願っている先生が書かれた本です。 先生と子どもの顔が見える本、すごく素敵でした。2020/02/25

BECCHI

2
『学び合い』をとことんやってこられた方の本だなぁと感じた。なるほどと思うことが多々あった。自分がぶつかった壁も数々書かれていて「わかるわかる。」と頷きながら読みすすめた。また、自分の至らなさを強く感じる部分もあった。自分のクラスの『学び合い』が緩んでしまうとがちょくちょくあったからだ。やはり、担任の気持ちが子どもたちに伝わってしまっているのだよなぁと。常に子どもたちをアセスメントし、先に先に向かっていくことで、停滞から新たなパワーに変えていけるのだなと思った。チャレンジしたいことも見つかり、感謝である。2020/02/24

どかどかどか

1
おもしろかった。勉強になった。再読しよう。2020/04/27

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