内容説明
▼ルードルフ・オットー生誕150年を記念し、宗教学の祖であるオットーの思想の全貌を明らかにする。
キリスト教神学からいかに宗教学は生まれたのか? 宗教学の祖ルードルフ・オットーの〈三つの顔〉――キリスト教神学者、哲学者、宗教学者――を有機的に連関させることで、思想の全貌を明らかにする。宗教学そのものの在り方に迫る一冊。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
amanon
4
一応は全ての宗教をフラットにして考察すること前提になっている宗教学という学問。しかし、その初期時代はやはりキリスト教中心であったという事実が重たい。そもそも近代の学問が西洋中心である以上、その宿痾は逃れがたいのだが、それをいかに相対化するかが、課題となってくるわけで。オットーも、そうした意識が少なからずあるということも伺える。また、そうしたキリスト教中心という姿勢がありながらも、東洋の宗教に真摯に対峙する直向きさには感動さえ覚える。ヒンドゥー教に新たな興味がわくのと同時に『聖なるもの』を読み返したくなる。2022/02/11
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