近代麻雀 東大を出たけれどovertime (1)

著者名：須田良規【作】/井田ヒロト【画】

竹書房（2020/03発売）

• ISBN：9784801968851

内容説明

東大を出たけれど、金なし妻なし子供ありの麻雀プロ。
こんな人生ありですか?
実話をもとにした高学歴麻雀エレジー。
激変する麻雀界、その中で須田はどう生きるのか。

★単行本カバー下画像収録★

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[フロム]

正直、凄く上手いとか面白い漫画ではないが、不思議な魅力のある漫画である。麻雀漫画の鉄則、ルールを知らない人にも楽しく、麻雀を知ってる者にはより興味深くを徹底して守り佳作クラスに漫画になっているのだが、そこからハネない理由は原作のケレン味の無さと表情の切り取り方は上手いが一向に画力上がらない作画と、原作作画と双方に問題がある。っが結果としてこの漫画はこの二人じゃ無いと駄目だとなっているのが面白い。ハネないかも知れないが根強いファンが固定させられる漫画である。最終的な勝者とはこう言う漫画をさすのかも知れない。

2020/04/07

[HK]

〈東大を出たけれど麻雀プロをしている〉原作者が「お前はまだグンマを知らない」の井田ヒロトと再タッグを組んだ麻雀マンガ。旧作の〈無印版〉（およびその原作になったエッセイ）に比べるとだいぶフィクション性が強くなった印象で、一風変わった職業ものとしては十分にウェルメイド。ただ自伝的要素が強くアウトローの諧謔と矜持を感じた旧作の作風が好きだったので、多少複雑な気持ちながらも復活を祝いたいという心持ち。

2020/03/14