内容説明
「ああ、嬉しい……幸せ……これが心でイクっていうこと……すごく、きもちいいっ!」 絶叫する桜を抱きしめて、田中はすべてをその奥にぶちまける。 隣では、すでに孕ませ絶頂を極めた母の椿が至福の笑みを浮かべて失神している。「おおおおっ……孕めっ……孕めっ……」 母娘、完全征服。歓喜と共に田中は最後の一滴まで残さず桜の穴の奥に注ぎこんだ。 なんでも思い通りになる催眠性指導。とりわけ、宮島桜と宮島椿――母娘を同時に孕ませる妊娠体験指導は、最高だった。「やったぞ……やりとげたぞ……親子、遺伝子ごと犯し抜いて、完全に征服……した」 田中は気絶している美人母娘を前に、満面の笑みを浮かべた。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しまふくろう
14
なんとなく買い。表紙も挿絵もえっち可愛かった。 物語は催眠術で周囲の常識を狂わせた男が、美人親子を好き勝手する話。常識を狂わされた父親の葛藤と、その性格を見越して催眠術にかけた主人公の思惑が何気に面白い。 本当に好き勝手するだけで山場や落ちがある訳でもないんだけれど、主人公が絆されずに最後まで親子を道具扱いする展開がちょっと意外だった。2020/03/08
えすてい
8
美少女文庫というよりオトナ文庫のテイストが感じられてくる。設定があまり「美少女文庫向け」ではないという感じがしてくる。尤も、作家書き下ろしではなく同人誌原作ものだから純然たる「美少女文庫」とは異なるのは想定内なのだが。親子丼で孕ませるとか(※美少女文庫にかつてなかったわけではないが)、性指導者とかというのが、主な「美少女文庫らしくない」設定でありシチュエーション。純然たる純愛ハッピーエンドの書き下ろしだけでは読者のニーズに応えられず新規開拓も難しい時代だからなのだろうか。2020/02/20
菊地
5
同人誌版既読。それなりに良かったけど、元々の同人誌がネットリした内容なので、小説特有の地の分による内面描写の多さってのは必ずしも強みには成りきっていないかなぁ、とは思いましたね。2020/03/22
五十貝ボタン
5
「恋人ができたら性指導員から教育を受け、『妊娠の実習』をする」という催眠をかける、という、かなりひねったシチュエーション。序盤の説明を終えて以降はほとんどがエロシーンのつるべ打ち。催眠がかかっていない状態は描写されず、背徳感はかなり薄め。キモデブ系の竿役だが、挿絵でも重要な部分を隠してくれるなど大活躍で悪印象は薄い。「寝取り・孕ませ・親子丼」に集中して楽しめる。本番中に内面の変化が描かれるところが読み応えたっぷり。彼氏とキスもできない桜より、人妻の椿のほうがこのシチュには映えていると思った。2020/04/22
肥前文俊
5
これまで読んだエロライトノベルでも非常にレベルの高い一冊だった。おくとぱす氏は催眠ものゲームシナリオライターとしてよく知られていて、愛上陸コンビのノベライズとしては二作目になる。2020/04/19