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内容説明
詩人の感性と豊かな幻想とで、愛の本質を謳いつづける立原えりかの、殊玉の童話集。冬の真夜中、そこだけあかりがともっている、デパートの飾り窓。その前に立ちどまった孤独な青年に、窓の中から人形が語りかけます――という表題作。愛に目ざめていく少年の心を描いた「ピアノのおけいこ」、一枚のハンカチがくりひろげるメルヘン「海のハンカチ」など、愛と夢を描く15編を収緑。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
のせ*まり
31
立原えりかは安房直子と双璧で私の好きな童話作家です。幼い頃『あんず林のどろぼう』を読んで、初めて本を読んで泣くという経験をしました。大人になってから読む彼女の作品もとても優しくて、心にすーっと溶け込んでいくようでした。日々に追われて余裕のない今の自分に、少し休んでもいいんだよ、と寄り添ってくれる、私にとって原点に返らせてくれる作家さんです。哀愁漂う世界観はこの作品集でも味わうことができてよかったです。2017/09/23
双海(ふたみ)
22
立原さんの童話、夢のむなしさを凝視する文学。童話というよりも、幻想文学に近い気がする。2015/02/24
agri
0
想出される「小さいものたち」。あたたかなメルヘン童話集2009/01/18
味
0
薄くもやのかかったひんやり暗い森という印象 メルヘンで夢っぽかった気がする 母親の好きな本ということで高校生の頃に読んだきり もう一度読みたい