内容説明
1999年、七の月。世界中にモンスターが湧きだす迷宮が出現した。そこで手に入る貴重な資源を求めて迷宮に潜る冒険者は、人々の憧れの職業になっていた。自他ともに認めるモブキャラの高校生・北川歌麿は、同じモブキャラだったはずの友人が冒険者になった途端クラスの人気者になったのを見て、自分も冒険者になってリア充になろうと一回百万円の狂気のガチャに人生を賭ける――!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
リク@ぼっち党員
6
なかなか面白かった。突如ダンジョンが出現した現代。冒険者は一種のステータスとなっていた。スクールカーストトップの憧れの女の子と近づくことを目的に冒険者になったという不順な動機が、むしろ高校生らしくて共感しやすい。カースト中間層というなんとも言えない立場をうまく描いていたと思う。この巻ではヒロインとどうこうではなく、ダンジョン攻略に絞っていたのも状況を把握しやすくて良い。仲間とともに強くなるワクワクと、強敵に挑むドキドキが詰まっていた。歌麿と仲間たちの更なる成長に期待。2020/03/07
りのん
5
いいですね面白い!自我のあるモンスターをカード化して戦わせるゲーム性だけではなく、ダンジョン探索というリアルに人間が死ぬ可能性があるなかでの緊張感のあるバトル、人間への不信感や戦闘への臆病さなど自我があるからこそ最初は思い通りに動いてくれないモンスターたちとの信頼関係を築くまでの展開など終始楽しく読み進めらました。冒険者になって以降は学生生活のシーンは1巻時点ではあまり描かれてはいなかったため、リアルでの学校生活がどのように変化していくのかも含め、次巻も楽しみにしています。2020/02/29
菊地
1
モンスターのコレクション感があってなんかワクワクするものがある。2023/06/12
ピーポー
1
web版既読。舞台は1999年にダンジョンが発生した日本。ざっくり言うとメガテンの小数点ドロップver。死んでも冒険したい勢と破産してでもカード収集勢が悪魔合体してやがります。でも一番はカードが個性持ってること…!ハルヒ似の半グレ座敷童子マジヒロイン。加筆部ではなろう最新話で出たモンスターが名前だけ出てきて思わずニヤリとしちゃいました。こういう遊び心があるからヤメラレナイ―――絵も含め文句なしの満点です!2020/03/01
クロノ@アル中
0
座敷童2022/02/02