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内容説明
本書は、ようやく立ち上がり始めた情報銀行の生い立ちから、現状、そして将来を見越した内容となっています。政府主導で始まったデータ活用の仕組みは、数々の実証実験を経て、実ビジネスへの道筋がつきました。
すでに大手金融機関として三菱UFJ信託銀行、ベンチャー企業としてDataSign、マーケティング事業からはマイデータ・インテリジェンスなどが具体的な動きを進めており、2020年にはより多くの企業が名乗りを上げると見られています。
しかしながら、データを預ける消費者のマインドは、まだ情報銀行の活用に向けられる段階にはなく、これから啓蒙やインセンティブの設計が必要になります。さらに、それをどのように収益に結びつけれらるのか、さらには社会全体としてどのような活用が出来ていくのかなど、検討課題は山積みです。
本書で紹介した事例や有識者のコメントが、その課題を解決するヒントを示しています。データ駆動型社会は、間違いなくこれからの日本をけん引する一つの形となるはずです。本書はそれをリードしていく企業あるいは個人の方々にとって必読の書です。
目次
第1章 情報銀行のインパクト
1-1 立ち上がる「情報銀行」ビジネス
1-2 情報銀行の仕組みとその成り立ち
1-3 情報銀行のプレイヤーとその分類
1-4 情報銀行でビジネスを進めるための現状の課題
第2章 なぜ情報銀行が求められたのか
インタビュー 平井卓也 前IT政策担当大臣
第3章 情報銀行の実態
3-1 三菱UFJ信託銀行
3-2 マイデータ・インテリジェンス
3-3 フェリカポケットマーケティング
3-4 スカパーJSAT
3-5 JTB
3-6 DataSign
3-7 大日本印刷
3-8 NTTデータ
3-9 富士通
第4章 先行する海外の個人情報活用サービス
4-1 独Opiria
4-2 米Datawallet
4-3 スイスVETRI Foundation
4-4 MyData Global/MyDataJapan
4-5 Sovrin Foundation
第5章 情報銀行に必要な条件
5-1 情報銀行の認定制度
5-2 情報銀行で押さえておくべき法規制
5-3 海外の法規制
第6章 情報銀行の本質と課題、今後
感想・レビュー
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KAZOO
gokuri
Go Extreme
Yoh Sano
Noriko Mihara