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内容説明
織田信長にその剛毅な質を認められ、「鬼武蔵」の異名をとった猛将・森長可。初陣以来の功、さらには天正十年(1582)の武田攻めの活躍により、長可は信濃四郡を与えられて川中島に入り、上杉勢への備えの任を負った。しかし、本能寺の変が起こったことで、前途洋々だった人生に転機が訪れる。信長の死を知った敵対勢力が勢いを増し、窮地に陥った長可は、弟の森蘭丸らの死を悼む暇もなく、手勢三千を率いて川中島を発つと、一揆勢の包囲を突破して信濃を縦断、旧領の美濃金山への帰還を果たした。その後、織田家支配が崩れはじめた東美濃を、金山城に拠って瞬く間に平定した長可だったが、このことが天下人をめざす羽柴秀吉に与することにつながり、さらには徳川家康と秀吉との決戦――運命の小牧・長久手の戦い――へと引きずり込まれてゆく……。歴史の表舞台に立った期間はわずかながらも、鮮烈な光芒を放った若き武辺者の人生を力強く描いた長編小説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
どらんかー
3
賤ヶ岳の戦いと小牧長久手の戦いが細かく書いてあったのでそこは良かったがサブタイトルの信長に認められた男とある。走りが本能寺の変の後であんまり信長関係なかった。 あと足軽の兄弟を出した意味がわからない。2018/07/28
円井悠
2
さらっと読めました。森長可=森蘭丸のお兄さん。歴史好きじゃないとわからない武将だけど、そんな彼らにも物語があり、葛藤があり・・・。個人的には長可の宿老7人とのやり取りが好き。この時代の主従関係はこんな感じだったのかな?殺伐とした時代に逞しく生きる長可。もう少し深く調べたいですね。2020/05/17
ホームズ
0
それなりに興味のある武将なので読んでみたけど・・・。あまり質のいい作家さんではないのかな・・・。2006/07/12