日中と習近平国賓

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日中と習近平国賓

  • 著者名:遠藤誉/田原総一朗
  • 価格 ¥1,584(本体¥1,440)
  • 実業之日本社(2020/03発売)
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  • ISBN:9784408338934

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内容説明

中国研究の第一人者・遠藤誉氏と
ジャーナリストの田原総一朗氏が
丁々発止、習近平国賓来日の是非を問う!

【目次構成】
第1章 香港を斬る! ――デモに凝縮されている構造
第2章 香港民主派圧勝と香港人権民主法を斬る!
第3章 ペンス演説を斬る!
第4章 台湾、韓国、「一帯一路」協力を斬る!
第5章 中国経済とハイテク国家戦略を斬る!
第6章 習近平国賓招聘問題を斬る!

【対談ハイライト 第4章より(抜粋)】
田原 遠藤さんの中国に対する見方はほとんど正しい。私の信頼する中国通の著名なジャーナリストも、遠藤さんと同じ考えです。安倍さんも遠藤さんと同様の考えをしていると思う。だが、国賓として迎えることにしている。国益のためです。同じ意味でデモクラシーをバカにしているトランプと付き合っている。
遠藤 「安倍さんも遠藤同様の考えをしている」と言われますと、戸惑いますね。と申しますのは、こと「習近平国賓来日」に関しては、私は安倍さんと正反対の考えを持っているからです。
 民間企業がそれぞれのビジネス上のニーズに応じて中国と交易することは良いことだと思います。それは自由であるだけでなく、中国共産党による一党支配体制が崩壊したときには、日中双方にとって重要な経済的支柱になる可能性があります。
 しかし国家として中国にへつらい、習近平を国賓として招くことは、中国の言論や人権への弾圧を肯定するというシグナルを全世界に発信することになるので、それをすべきでないと言っているのです。結果的に中国の力を強くさせていきますから国益に適(かな)いません。
田原 中国の民主化については、私は遠藤さんと意見が全く異なります。中国はもっと豊かになれば必ず民主化しますよ。だから私は二階さんや政府与党幹部にも早くから進言していますが、中国と仲良くしようという方針は間違っていないと思う。
遠藤 中国を「豊かになれば民主化する国である」などと考えるのは、中国の何たるかを理解していない人が言うことだと思います。アメリカがそういう幻想を抱き、トランプ政権になってようやくその間違いに気が付いたように、「中国とは何か」そして「中国共産党とは何か」を知らないと、多くの人が陥ってしまう幻想だといっていいでしょう。

……中国での革命戦争を、最も過酷な形で経験した遠藤氏にしか語れない説得力ある言説が、ここに続きます。
遠藤VS田原の激論につぐ激論、反対派も賛成派も、全国民必読の書!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

清水勇

3
日中友好更には日本経済発展の為に習近平を国賓として日本に呼ぶべきだと主張する田原氏に対し、同じ戦争経験世代なるも中国生まれで国共内戦での中共軍による食糧封鎖「チャーズ(卡子)」という地獄を味わった遠藤氏が、国賓として習近平招聘が如何に中国の人権侵害を加速させるかを、過去の経緯と種々のデータから説得する。戦争中日本は中国に悪いことをした、だから日本は中国と仲良くすべきだという性善説の田原氏に、性悪説で世界から自由と人権を無くす流れを止めるべきと力説する遠藤氏の言葉は、中国で長く常駐したからこそ強く響いた。2020/07/23

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