内容説明
お人好しで、ちょっと気弱なサラリーマンの内海郁斗。あまりにもブラックな仕事に疲れはて、途中下車した街で猫たちと龍神様に出会い、猫たちを保護することを決意する。色々考えた末、店を貸してくれたオーナーや、学生時代の友人でパティシエの鷹見に助けられ、何とか猫カフェ『龍仁庵』を開店させる。来たお客様が笑顔になれる店を目指すが、訪れる人々は色んな悩みを抱えていて――。あんみつ男子が頑張る全五話の、癒し系猫カフェストーリー!
◆電子限定特典:藍川竜樹先生書き下ろし短編『聖ヴァレンティアヌスの夜』を収録♪◆
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
悠
7
☆3.5 面白かった!引きこもりで一人ぽっちの龍神さまが地域猫に癒やされている場所にブラック企業で疲れ果てた郁斗君がたどり着き。どういう訳か保護猫カフェ。 寂しくて少し悲しい人が集まる。 とても、読みやすかった。2023/03/21
十六夜
7
なんとなく猫に惹かれて買ってしまった。猫がいっぱい、どの子も可愛い。そしてキャラも全員味があって面白い。あんみつ男子ってどういう表現なのかと思うけど、確かに主人公は癒やし系ではある。無自覚にあちこちから惚れられているし笑それなりの事件があったりなんとなくノスタルジックな雰囲気もあって猫に癒やされる一冊だった。2020/03/05
へへろ~本舗
7
モフ買い。ちょっぴり幼くてツンデレの龍神様と脱サラして猫カフェを始めた郁斗。時々訪ねてくるのはイケメンパティシエの鷹見。しかしあんみつ男子とはなんぞや…2020/02/13
しぐ
6
捨て猫カフェを開く郁斗と龍神様の話。神様であっても感情的になるし万能ではないという悲しい過去を持つ龍神様は、本当に猫のことを大切に思っているのが伝わってきた。ただ、カフェの資金が龍神チートパワーで賄われてるのはつっこみたい所。捨て猫がそれぞれに合った人の所に貰われていって幸せを手に入れるのは素敵なことだと思う。2022/08/27
フジ
3
心身共に疲れ果てた郁斗が、野良猫たちと龍神様との出会いをきっかけに、保護猫カフェを開くお話。保護猫たちのお家が決まることはいいことだが、やはり寂しいものがありますね。2021/02/27