胡堂と啄木

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胡堂と啄木

  • 著者名:郷原宏【著】
  • 価格 ¥2,640(本体¥2,400)
  • 双葉社(2020/02発売)
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  • ポイント 720pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784575315073

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内容説明

日清戦争に勝利し、維新以来目指してきた近代国家への地歩を固めつつあった日本。その後の日本の政治・経済・文化を担う人間は盛岡に集まっていた。後の内閣総理大臣・原敬、海軍大臣・米内光政、陸軍大臣・板垣征四郎、鹿島組の鹿島精一、言語学者・金田一京助……。錚々たる顔ぶれが並ぶ中、銭形平次捕物帖を著した野村胡堂と、早逝した天才歌人・石川啄木もいた。そんな二人の交流を描いた評論。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

パトラッシュ

7
石川啄木に散々迷惑をかけられた同窓生は金田一京助が有名だが『銭形平次』の作者もだったとは。その胡堂自身も苦労しつつ啄木への支援を続けたエピソードは面白いが、啄木の伝記的事実は知られているので「またか」の感は拭えない。しかも詳細なのは啄木の死までで、胡堂が捕物帳作家や音楽評論家として大成するまでは20頁余しかなのは駆け足すぎて看板に偽りありだ。知る人の少ない胡堂の伝記をメーンに、啄木との関係はその一部としたほうが面白かった。もっとも愛読者が後を絶たない啄木に比べ、銭形平次を知らない人のほうが大部分だろうが。2020/03/04

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