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内容説明
適材適所の起用と言葉の力で幾多の選手を再生・開花させ、「野村再生工場」と呼ばれた智将による決定版リーダー論。豊富なエピソードとともに自ら体得した教訓を語る。(エピソードの一例)プロ4年目の山本樹(ヤクルト)は150キロ級のストレートを投げ込むが、ハートが弱くいまだ未勝利。私は、気持ちが楽になるような言い方で諭した。「打たれてもお前の責任じゃない。使っているオレが悪いんだ」「打者を見るな。捕手のミットだけをめがけて投げろ」「3年間、同じことを繰り返してきた。もう無理しなくていい。ただ、可愛い子供たちに、いっぺん一軍で勝つ姿を見せてやれや」山本は腹をくくった。「自分が耐えられないプレッシャーを、自分自身に与えるのはよそう。ずっと二軍でも構わない」。そして、完封という最高の形で初勝利を挙げた。(内容例)指導者の「5条件と5タイプ」/部下が雑な気持ちになるのを防ぐ/無視、賞賛、非難/選手の性格を見極める/リーダーがプレーヤーに戻るとき
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しげ
69
野村克也さんが亡くなられた後の出版、妻沙知代さんと共に話題の尽きない2人だった事を思い出させます。リーダー論としても読めますが昭和〜平成の球界裏話としても楽しく読めました。気が付けば地上波(ゴールデンタイム)での野球中継も無くなり時の流れを感じます。久しぶりのノムさん良かったです。2023/04/06
もとむ
30
いつものノムさんのエピソード満載の一冊だが、今回一番印象に残ったのは「固定観念は悪、先入観は罪」のくだり。これもいつものノムさん語録のひとつだけど、エピソード自体は初めて聞くもので、愛弟子、古田敦也の盗塁阻止について。真偽の程はともかく、実は古田本人によると肩は強くないらしく「僕の遠投力は捕手の平均レベル以下。でも盗塁阻止は最長距離でも二塁まで。なので遠投力は関係なく、捕ってから投げるまでの時間を短くすればいいだけの話なんです」肩が弱いという先入観だけでは、歴代最高捕手は生まれなかった、ということですね。2025/07/10
Book Lover Mr.Garakuta
18
野村さんの本は何冊か読んだことはあるが、この本は、人生読本になるかも、処分せずに、困ったときに読んで、人生の励みしたい。愛蔵書にしたい一冊だ。2020/04/16
ぶるーめん
7
追悼、野村克也監督。本書はリーダーとしての心構え、人材育成、組織と戦略について、数ページごとの小項目で、それぞれ違った選手とのエピソードも交えリーダー論を語っていくスタイル。リーダー論は勿論氏の経験に裏打ちされたものであり(氏の他の本で読んだことのある話も多いが)、とても勉強になるが、それよりも超一流からバイプレーヤーまで、選手監督時代を通じたストーリーが面白い。氏のリーダー論を読んだことのない野球好きの方には本当におすすめ。2020/02/18
Remi
6
「組織はリーダーの力量以上には伸びない 私は繰り返しそう語り、自らもその覚悟をもってチームの指揮を揮ってきた」という書き出しを読んで既に緊張した。本の中でもすごい迫力だ。こんなリーダーに自分もなりたい…そう思いながら読み始めたのだが、やはり野村監督はカリスマだ。真似しようとしても足元にも及ばない。野村監督は私にどんな指導をしてくれるのだろうか。とても知りたい。2020/06/30
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