内容説明
看板娘のお瑛と兄の長太郎が切り盛りする雑貨屋『みとや』。一律三十八文が売りの小さな店だが、のんきな兄が鼻高々で仕入れてくるのは、おかしな品ばかり。大量の黄表紙、煙臭い市松人形、小花の簪、山ほどの下駄。訳あり品に秘められた下町人情、意外な縁、嫉妬の罠とは……。時代小説の名手が、背負った過去にも負けずに生きる人びとの姿を、しみじみと描き出す。好評シリーズ第二弾。(解説・中江有里)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kagetrasama-aoi(葵・橘)
35
「みとや・お瑛仕入帖」第二巻。新しい登場人物、近所に越してきた元花魁のお花、船頭の辰吉、二人ともに最初の印象は悪いのですが、どんどん好感度上がってきました。辰吉はお瑛と良い感じになって行くのを期待します。二人の猪牙舟競争も読みたいです。再会した幼馴染のおせん、こちらはもうやることがえげつなさ過ぎで! “みとや” がどうなって行くのか心配です。おせんの嫌がらせに絡んで兄妹の出生の秘密(?)が…。次巻、読まずにはいられません。2023/10/14
み
26
さくさくと♪1作目よりは楽しんだかも。お花さんとか辰吉さんが登場したからかしら。2020/07/14
ぶんぶん
15
【図書館】シリーズ、第二弾! 健気に三十八文屋を営む兄妹の周りでは色々な事が起こる。 今日も今日とて黄表紙本が、煤けた市松人形が、難事ばかりの人生だがそこには遣りきれない想い出も・・・物に秘められた謎とは、巡り巡って楽しい出来事も。 兄妹の人生に波立たれる出来事とは、単なる勘違いで良かった。 続きを読もうと思います。 梶よう子、やっぱり良い仕事をしています、思わず涙する事に・・・2025/07/27
ごへいもち
10
お瑛が元気で良いな。シリーズ第二巻2025/08/17
陽ちゃん
8
シリーズ2作目。永代橋の崩落事故で両親を亡くした長太郎お瑛兄妹は営む百均ならぬ三十八文均の店『みとや』を営んでいますが、品物の仕入れを担当している長太郎の目利きは中々のものみたいですね。時々変なものを仕入れてお瑛に呆れられていますが、妹には抜けてる兄を演じてみせているけど実はかなりの切れ者なんじゃないかな。そして、新たに元花魁で煮売り屋を始めたお花、船頭の辰吉といったメンバーが加わり、特に辰吉とお瑛の仲がどうなるのか楽しみになりました。2020/06/30
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