内容説明
地味なことを理由に勇者パーティを追放され、魔王軍参謀として再就職することになったレメ。
ようやく魔王軍での仕事に慣れてきたところ、魔王ルーシーから新たな命令を下される――
「魔王軍参謀たるお前に出張を命じる……貴様の力で経営難のダンジョンを黒字化させろ!!」
片田舎の街にある、駆け出し冒険者向けダンジョンで経営指導をすることに!?
しかし、経営難の裏にはダンジョン攻略というエンターテイメントを根本から破壊しようと、現魔王の父フェローが暗躍していた……
レメはその企みを止めるため、銀嶺の勇者ニコラとの共闘を決意。
フェローの主催するタッグバトルトーナメントに殴り込みをかける!!
Webで話題沸騰のバトルファンタジー、待望の第2巻!
※電子版は紙書籍版と一部異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ささきち
7
ほんとこの作品は私にぶっ刺さるんだよね~本編でも書かれていたことなんだけどバカが周りからなんと言われようと自分の夢を諦めず努力し続ける、前回は彼の持っている全てを使って勝ち取った勝利だったが今回は冒険者のレメが報われる勝利!今までが今までに素直に喜ぶ事もわからなかったけどフェニクスとエアリアルに背中を押されてやっと喜びを出せた姿が私は大好きなのですよ。今回の内容は魔王城はレメの階層が改装中なのでその間に別の潰れかけたダンジョンを助けてこい!と派遣されるのだが…途中から空気になってたから別にいいよね?w2020/05/10
18mf_
2
ショービジネスとしてのダンジョン探索において、業績不振のダンジョンの立て直しをする、というのが今回のお話。そのなかで、レメ個人としての評価が変わっていく。気分よく読み終えることができる一冊。ただ、もっとミラを出してほしい!2020/07/24
nas
2
収入が苦しいダンジョンを立て直す出張編、こういう展開になるのか、面白いな。でも今回戦闘描写がメインなのにその戦闘描写でどうなってんだこれ?っていう動きをイメージできないのが辛い。色々ギミックが入ってるのはわかるんだけどそのギミックが絵としてどうなってるのかさっぱりわからんという。でも先は気になるのでまずはweb版の方で先を読んでみようかな2020/05/09
ジョン・ドゥ
1
タッグを組むのは親友じゃないの?…と思ったが親友だと勝利確定だし何よりざまぁにならないからな。しかし父魔王の言いたい事判るが黒魔の地位向上より魔物の方が絶対主役にならないやろ。決勝戦の観客の無反応さに泣けてきた。うーむ…微妙な気分。2020/09/11
rei
0
「難攻不落の魔王城へようこそ」とのタイトルながら、2巻では「難攻不落」から「超初心者向け」にいきなり出向。タッグトーナメントでこそこ強い勇者と組んだことから、勇者になりたいと励んできた黒魔導士の戦闘能力も見せられたけど、ここまで来て世間の評価はどう変わったのだろう。しかし、ダンジョンをなくしたい魔王父の考えはともかく、トーナメントの常設でダンジョンはなくなるのだろうか?両方残るのでは?2023/05/14