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内容説明
あなたは今、幸せですか？――真正面からこう問われた場合、あなたは何と答えますか？ 人生、さまざまな形で、思うようにならないことが次々と押し寄せます。「どうして自分だけ、大変な目に遭わないといけないの？」「こんなはずじゃなかったのに」……。人は、大変な状況に直面し、解決策を見出せなくなると、ともすれば、自暴自棄になったり、自分の不幸を嘆いたりしがちです。しかし、幸せかどうかは、自由人であるあなたが決めること、あなたの考え方や気持ち次第なのだと、著者は言います。つらいことやつまらないことを、価値あることに変えることもできるのです。「人を許した時、許した人は自由になる」「依頼心や甘えを捨てた時、力が生まれ、道がひらける」「第一志望ばかりが自分にとって最良とは限らない」……。こだわりや悲しみから心を自由にする生きる指針、人生のヒントを、身近な具体例と深い人生経験から導かれたメッセージで伝える一冊！
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Book Lover Mr.Garakuta
18
人生に閉塞感を覚えた時に読むとほっこりと光をともしてくれる本でも、そうでなくても、人生を歩くための考え方や指針が記されており、自分も、共感しました。2020/06/06
るい
4
高校生のとき、渡辺和子シスターが書いた文章に出会い、開眼の思いだった。ずっと心を支えられてきて、大人になって、文庫で出会ったときの衝撃は忘れられない。以来、二度、三度と読んできた。今、彼女は亡くなってしまった。でも、彼女が亡くなるその前に、本に出会い、彼女の生きた跡に触れられたことを尊く思う。自分の辛さをやわらげてくれる一冊。2021/06/24
まよっぴ
3
表紙のりんごの絵に惹かれて手にしました。「置かれた場所で咲きなさい」で大ベストセラーになった、ノートルダム清心女学園理事長の渡辺和子さんによる著作です。キリスト教の教えを学ぶというより、修道女としての生活を背景に、見聞きされたこと、考えたり感じたりされたことを、エッセイとしてまとめられているように感じました。エーリッヒ・フロムの「愛するということ」、武者小路実篤氏の「人見るもよし 人見ざるもよし 我は咲くなり」という言葉、「第一志望ばかりが自分にとって最良とは限らない。」という言葉が印象に残りました。2021/07/29
かすみ草くん
2
キリスト教の視点を中心として、生きていく上での精神的な安定を得るコツを教えてくれたような本だった。自分が読んでいて一番大切だと思ったのは、自分の人生は自分のものであるという主体性を意識することだ。よく自分は周りと比べて自分を相対的に評価したり、無意識に他人を自分の価値観で評価してしまったりするが、まずは自分を信じてあげる、その上で謙虚さを忘れずに他人と接していくというスタンスが大事なんだな、と改めて思わされる本だった。キリスト教という面から言っても、『7つの習慣』と重なる部分が多々あった印象。2020/12/23
かおるん
1
大先輩たちの本2018/08/01
