スターツ出版文庫<br> れんげ荘の魔法ごはん

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スターツ出版文庫
れんげ荘の魔法ごはん

  • 著者名:本田晴巳
  • 価格 ¥550(本体¥500)
  • スターツ出版(2020/02発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784813703945

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内容説明

心の中をのぞける眼鏡はいらない―。人に触れると、その人の記憶や過去が見えてしまうという不思議な力に苦悩する20歳の七里。彼女は恋人の裏切りを感知してしまい、ひとり傷心の末、大阪中崎町で「れんげ荘」を営む潤おじさんのもとを、十年ぶりに訪ねる。七里が背負う切なくも不可解な能力、孤独…すべてを知る潤おじさんに、七里は【れんげ荘のごはん】を任せられ、自分の居場所を見出していくが、その陰には想像を越えた哀しくも温かい人情・優しさがあった――。感涙必至の物語。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

はつばあば

58
不思議な力を持つ七里さんのお話なのですが・・仙台というお上品な街と違い、大阪の街は喰う事、生きる事に旺盛なんです。「れんげ荘」に住まう住人たちとそのれんげ荘のれんげちゃんと結婚した叔父の潤。その叔父を頼ってきた七里が、考えるよりも働いて・・体を使って辛さを忘れる・・ことを食道楽の大阪らしい逞しい住人たちから教えられる・・というアットホームな物語でした。 2019/09/11

メルル

27
不思議な力を持つ二十歳の七里。彼女はこの力のせいで自分に否定的な考え方を持っている。彼氏への不信感から今の生活から逃げ出し叔父の営むれんげ荘へ…。魔法で美味しい料理を作るわけでは無い。文章も重く内容もずっと暗い。美味しい料理で明るくなれる雰囲気では無かった。最後の最後でやっとという感じ。こんな力があったら人間不信になったり、不安が強くなるのは仕方がないよ。七里が何を考えているのかイマイチわからなかった。ぼーっとした子なのかな。2018/03/24

カメ吉

24
何かしら事情を抱えた住人たちと七里と潤おじさんのやり取りが前半は苦しかった。中盤からはそれぞれの事情が解ってきて温かくほのぼのとした空気のなかの話へと。ただ少し淡々と進み過ぎて物足りなさもかんじました。後半にはグッとくる箇所もあったけど個性的な住人たちのエピソードが物足りない気がしました。もっとボリュームがあればよかった。でも、アットホームな作品で好きな感じのお話でした。 2018/02/13

Kana

12
どれも美味しそうで食べたくなった。特に望月さんの作るスイーツが食べたい。七里も潤さんも辛いことを乗り越えられて良かった。続きが出たら七里や潤さんのこれからやれんげ荘のみんなとの楽しい生活を読みたい。2018/07/23

Masashi Matsuba

8
心の弱い女性「七里」が行き着いた先はおじさんのいるれんげ荘。亡くなったれんげちゃんの代わりにれんげ荘の朝夕飯を作る事になる七里は、心を取り戻せるか? 導入から本編が少し長すぎて、これで終わりかと突っ込みたくなりました。魔法の中身が「それか?」という内容だったし、このまま続けるのは勘弁して欲しい気がする。2018/02/23

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