内容説明
高2の涼は「医者になれ」と命令する父親に強く反発していた。死にたいほどに自暴自棄だったある日、「じゃあ、君の心臓をちょうだい」と、瞳子と名乗る女子が現れる。驚く涼を前に、キラキラ輝く笑顔で彼の夢を励ます瞳子。本性を明かさない彼女だったが、涼はその出会いを機に、父親にも少しずつ心を開いていく。しかし突然「あの桜が咲く日、私の命は終わる」と告げられた涼。そして瞳子が宣言したその日――。衝撃のラストに、狂おしいほどの涙!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
てつのすけ
46
読み始めたら止めることができなくなった。これほど引き込まれた作品は久しぶりだった。主人公の涼の気持ちが自分のことのように感じ、感動の連続だった。感動したいときに、また読んでみようと思った。2020/08/05
旱
22
展開が意外すぎる初めてこんな感じの本を読んだ2020/02/22
せぶこ
1
「俺は教師になって子供たちに自分の置かれた立場に感謝しつつ、生きている幸せを味わわせてあげたい。たくさん褒めて、死にたいなんて思わなくていいように」/父さんの命令にあらがうことなく不貞腐れて、死んでもいいなんてうそぶいていた俺と、花屋さんになりたいと夢を持ち続けている瞳子。世の中はどちらを歓迎する?どちらの人生に価値がある?2025/03/19
夜斗
1
私自身も、死にたいと願ったことは何度もあります。 学校がいやで、勉強がいやで、友達がいないことがいやで…… でも、生きたくても生きられない人もいる。 このことが、今生きていることに感謝して、精一杯生きないとと思うことに繋がると思いました。2023/03/31
Nori
0
不思議なクラスメイトとのボーイミーツガール恋愛小説でした。ラストは本編以上に不思議というか謎に満ちているけど二人にとって素敵な結末であって欲しいと思う。2022/02/05
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