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内容説明
100億円投資の結末は、
選手の半分以上、36名の一斉退団だった。
世間に、選手たちに
この熱い想いは届くのか?
ノウハウ0からスタートし、
手探りで歩み続けた女子プロ野球の10年と、
未来にかける思いを創設者自らが告白する。
2007年8月。兵庫県丹波市。
祖母の墓参りに行っていた私は、偶然野球の場内アナウンスを耳にし
生まれてはじめて女子野球を観て、衝撃を受けました。
試合後、号泣する女の子たちの、涙の理由を知りました。
その涙を、止めてあげたい。
環境により野球を諦めなくてはならない、その悲しさを、なくしたい。
夢を見られる「プロ」という世界で、彼女たちが何の不安もなく野球を続けられるようにしてあげたい。
私は、そのために走り続けているのです。
(エピローグより)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
小木ハム
12
近年、どこの学童野球チームにも女の子が1~2人はいる、という事は私自身も取材を通して実感しています。これも社長さんが撒いた種の芽なのかなぁ。計算が甘いとか無責任だとか叩かれていますが、実際に行動する人を行動しない人が笑うのは世の常。「女の子が野球を諦めなくていい世界を作りたい」という熱意、100億赤字のわかさの自己犠牲には素直に感謝したらいいと思うんだけど。残念ながら女子プロリーグは2021年に活動休止となったようですが、社長の想いは社会人クラブチーム、西武、阪神、巨人に受け継がれた…のかもしれない。2022/07/31
コダマ@ようやっとる!
9
わかさ生活の社長さんが女子のプロ野球リーグを創設した話。10年間赤字ブッ続きでやって来て、ゴタゴタもあり、今後どうしようという感じの告白本。
スプリント
9
金を出すから口をだすタイプの社長さんのようですね。 その試みは残念ながらうまく行かなかったようです。 この手の本は自身が書いては説得力がありませんね。2020/02/23
Hirochan
3
オーナー自身が文春から突きつけられた質問に回答している形式になっている。 選手たちの報酬に対する不満も自ら選んだ道、アイドルまがいの撮影会も彼女たちの提案としている。 オーナーの病苦に耐えての姿は痛々しいが、これからの女子プロ野球の事業の見通しは全く見えず、存続は揺るぎないような締めくくりだが、中長期的にはカタチを変えるような匂わせも垣間見える。2020/02/12