内容説明
岡崎継次郎と名を変え市井に暮らしつつ、徳川吉宗を陰ながら支える七代将軍家継。しかし、反吉宗派は、葵紋の入った継次郎の愛刀を奪い、政治の道具に利用するために刺客を差し向けた。迎え討つ継次郎は、一計を案じるが……。書き下ろしシリーズ第2弾。
感想・レビュー
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やま
73
殺陣が多く、読んでいると、爽快です。シリーズ2作目。8歳で死去した第7代将軍徳川家継が20年後、8代将軍吉宗のはからいで一刀流の剣客・岡崎継次郎と名を変へ、紀州忍者の御庭番と剣客伊藤景久の助けを借りて尾張藩に立ち向かっていきます。此度は、8代将軍徳川吉宗を失脚させようと謀る尾張藩御附家老・竹腰正武が、佐貫藩江戸家老・長谷部の弱みを握り、継次郎を捕らえることを企む。奉納試合で継次郎を見た義母・天英院と実母・月光院は、継次郎への想いが強くなり小袖を作って送ろうとするが寺社奉行の大岡に止められる。🌿続く→2021/07/24