講談社文庫<br> 冬の火花 上田秋成とその妻

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講談社文庫
冬の火花 上田秋成とその妻

  • 著者名:童門冬二【著】
  • 価格 ¥660(本体¥600)
  • 講談社(2020/02発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062638852

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内容説明

夫婦の心理的葛藤を描破する話題作! 秋成の屈折した心情と、彼と娘時代から暮らしてきた妻の心のやりとり。――怪奇幻想小説の最高傑作『雨月物語』。作者・上田秋成は、怪異に対する鋭い感覚をもっていたが、出生や不自由な指のことで生涯悩んだ。屈折した心情と、その彼の「手余し者」時代からの行状をつぶさに見ながらも、結婚して彼を支えた妻・たま。秋成とその妻の心理的葛藤を、「冬の火花」に見立てた話題作。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mun54

2
上田秋成と妻たまの話。物書きは新旧問わずひねくれ者が多いと思った。 古典は苦手だが、今度雨月物語を読んでみようと思う。2012/04/06

とみしん tomisin555

1
「雨月物語」の作者上田秋成とその妻たまの生涯を童門冬二が綴った作品。縁あって知人に貸してもらって読んだ。「雨月物語」は断片的にしか読んだことなかったけれど、独特の表現は印象に残っていた。秋成本人は出生から成人するまでもかなり数奇な人生をおくっていて、20代後半でたまと一緒になる。大坂で作家として名を上げた後、50代で京都に移ったところから物語は始まる。夫婦の形や男と女の関わり方についていろいろと考えさせられる。そしてたまが病気で亡くなるのだけど、その前後の秋成の独白がよくて、いい夫婦だったと思えた。2022/06/02

lovejoy

0
★★2020/08/14

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