講談社文庫<br> 小説 海舟独言

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講談社文庫
小説 海舟独言

  • 著者名:童門冬二【著】
  • 価格 ¥660(本体¥600)
  • 講談社(2020/02発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062634557

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内容説明

迫る官軍、備える幕府。明日にも江戸突入かという騒然たる中、相対する勝海舟と西郷隆盛。江戸焦土作戦との取引説もある、江戸城無血明け渡し。これは海舟の最大の功績とも言われる。反面、幕府を売った――とも。海舟はなぜ江戸城を無血で明け渡したのか? この真相を解現代日本のポスト・リストラの道筋を明らかにする長編小説。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

回転寿司ダイスキ

1
海舟が好きなので、amazonで見つけて購入し読みました。虚実織り交ぜての文章だとは思いますが、維新の秘話を垣間見た感じがします。江藤新平が気になりました。次は彼についての本を読んでみたいと思います。2014/11/29

Youhei Hatakeyama

0
童門冬二氏シリーズ第3弾。勝海舟の視点で幕末~明治維新を見るという感じですが、、、主人公、勝の熱が何か少ないためか、既読の2作ほどはのめり込めず・・・他の方も、書かれていましたが江藤新平の方が活き活きと描かれていて、関心をひかれた。ただ、これは作者の意図するところなのだろう。表舞台を去って行くものから見た次世代の担い手への羨望・・・。あるいはそこに漂う哀愁。そして、この幕府の隠し金の話、どこかで読んだ気がするけど。。。星新一の短編だったかな。2017/12/08

blue-brass

0
新政府に抵抗し、函館戦争に敗れ投獄された榎本武揚が後に様々な大臣を歴任するまでになったのはなぜか、予(かね)ての疑問が解消。首都が実は今も定まっていないことや、大政奉還・版籍奉還により江戸に暮らす人々が困窮したこと、新政府が徳川色を一掃する方向で動いていたこと、そして本書の話の核である江戸の市民(?)が積み立てていたという莫大な額の積立金のこと。挙げればきりがないそれらを海舟の話で読める本書。同時に思うのは、自分が受けた中高時代の歴史授業が流れだけを追うような実に薄っぺらなものだったということだ。今も?2023/03/06

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