内容説明
ヒトが己の快楽とレベルアップのために魔族を蹂躙する世界、英雄譚の大地【サーガイア】。冒険者に七度殺され八度目の転生を遂げた魔王アハトに残されていたのは、全肯定従魔のオズと、銃器を生み出す異端のスキル【FPS】だけだった。襲い来る冒険者に対抗するためアハトはスキルFPSを発動、拳銃グロックを生成し難なく勝利をおさめる。銃器による攻撃ならレベルに関係なくヒトを殺せることを知ったアハトは、虐げられた魔族の救出と冒険者の殲滅を決意するのだが……!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
真白優樹
8
人が快楽とレベルアップの為に魔族を蹂躙する世界で、八度目の転生を遂げた魔王が、現代兵器を召喚し人間を蹂躙しながら魔族を救う物語。―――殲滅せよ、愚かな人間も欺瞞に溺れた勇者すらも。 魔族から見れば人間は侵略者、その一つの究極形がこの世界の人間なのかもしれない。外道な人間共を魔王が現代兵器で容赦なく蹂躙する物語であり、銃弾が怒涛の如く暴れ回り人間があっけなく消えていく、一種の癖になりそうな爽快感が見所である物語である。始まる反逆の先、海底に眠る拠点に待つ記憶と次の兵器とは。 次巻も勿論楽しみである。2020/01/31
T
3
異世界ガンアクション小説。七度殺され八度目の転生を遂げた魔王が、転生後に獲得したスキル[FPS]によって、自身の欲望と快楽のために魔族を蹂躙し甚振る冒険者の殲滅を目指す復讐劇。異世界ファンタジーにFPSの要素をうまく取り込んでいたので、異世界で銃器メインという特殊な設定にも関わらずあまり違和感は感じませんでした。FPSや銃に詳しくなくてもそれなりに楽しめたので、これらの知識があるともっと楽しめると思います。2020/02/16
りのん
3
温厚な魔族は対立など望んでいないのに、経験値を得るために人間側が一方的に魔族を蹂躙していくという、人間と魔族が対立する作品は数あれどここまで人間サイドを悪として描く作品も珍しい。ただ現実世界で銃器の知識や経験がある者ならともかく、何の知識もなかった魔王がFPSというのに違和感が…。銃器が存在しない世界での無双は憧れるものはありますが、私自身がFPSをほとんどプレーしないせいかもしれませんが、なまじ相手が生身の人間なだけにあまり爽快感も感じられませんでした…。次巻は買うかどうかはとりあえず保留で。2020/01/30
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1
⦅★★★☆☆⦆ 最初は転生の語りから始まり、バトロワでき要素のパラシュートが出現した後、グロッグを想像したりと、FPS要素があり、手榴弾やバギーなどもあった他、主人公が無双する話ですが、魔力や素材などの制限もあり英雄戦では苦戦し、イムが1度死んだりと、負け無しといった感じではなかったのはいいと思いますが、結局は無双系なので、銃の要素が無ければ他の作品と同じ王道の無双系となっていたと思います。2020/02/19
emopit
0
なるほど。 こういうゲームなら面白そう。2022/10/24