内容説明
弟が二十歳のときに躁うつ病(双極性障害)を発症。その病がもたらす騒動に、次第に家族が巻き込まれてゆく。兄は、弟の困ったふるまいや次々と引き起こす問題になんとか対処しようと格闘するが、その行方は果たして……? 弟の躁うつ病に巻き込まれた兄による、実話に基づく物語。躁うつ病をもつ弟の長年の経過をたどっていくとき、躁うつ病の実像が浮かび上がってくる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
myon
16
今まで、双極性障害は躁と鬱が交互に現れる病気としか理解していませんでした。急に人格が変異したような症状が出ることに驚きました。医療と福祉のケアが進歩するまでの、40年間の家族の苦労に言葉を失います。2020/07/07
eiro
1
壮絶、の一言に尽きます。双極性障害Ⅰ型に振り回される家族。弟さんの発症当時は、病院の制度も、いいお薬もなく、著者はいい意味での、家族第一主義である故に相当な苦労をされた。介護に似た苦しみであったろう。現在は、いい薬も開発され足り、PSWや、支援施設等も整備されてきた。精神疾患への周囲や社会的理解需要も進んできた。罹患者のいる家族の負担が少しでも緩衝される社会になることを切に願います。著者さま、お疲れさまでした。2020/02/29
Hiroshi
0
躁うつ病(双極性障害)の医学や社会的サポートが上手くいかず、本人や家族が長く苦しまれた話。相談窓口は必要だと思った。
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