昭和史 七つの裏側

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昭和史 七つの裏側

  • 著者名:保阪正康
  • 価格 ¥1,500(本体¥1,364)
  • PHP研究所(2020/01発売)
  • ポイント 13pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784569843865

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内容説明

著者の執筆の基本は、「事実に触れた人物に会い、話を聞く」ことが第一である。この姿勢で、4000人以上の昭和史関係者を取材してきた。膨大な作品の中に取り入れたのは、残念ながらその一部に過ぎず、重要な証言や史料が、著者の手元にあふれている。著者はその一端を、自身が主宰する「昭和史を語り継ぐ会」の機関誌「昭和史講座」に掲載してきた。本書は、そこで掲載されたものの中から、昭和史ファン垂涎の7編を選りすぐり、一冊にまとめたものである。内容は、(1)「機密戦争日誌」はいかに保存されたか (2)「昭和天皇独白録」の正体 (3)学徒出陣壮行会で宣誓した学生代表の戦場(江橋慎四郎取材) (4)逆さまに押した判子と上司・東条英機(赤松貞雄取材) (5)「日本はすごい」と思っていなかった石原莞爾(高木清寿取材) (6)本当のところが知られていない東条英機暗殺計画(牛嶋辰熊取材) (7)陸軍省軍務局で見た開戦経緯(石井秋穂取材)の7編。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

templecity

12
戦前は言論が統制されていた。例えば新兵に日記を書かせて、それを読み、体制に反対の考えを持っていないかチェックをしていた。戦争指導者は戦争終結について考えていなかった。三国同盟を結んだが、独伊の支援を受けた訳でもなく、米英に付け入るきっかけを与えてしまった。東条英機の暗殺を狙う者たちもいた。東条が薩長でもなく先祖は東北の武家の出身だったが長州出身などは政界でも力を持っていた。その反動からか独断に走っているという向きもあった。(続きあり)2019/11/13

金吾

8
史実に関与した人たちへのインタビューです。体験者ならではの証言もあり、定説と異なる部分もあるため読みごたえがあり面白いですが、あくまでも一面であり、真実とするのは違いのかなと思いました。4章、6章が良かったです。2020/03/21

キミ兄

6
保坂正康という作家はかつては歴史の過ちを個人に帰する傾向が強くどうも好きになれなかったのだが(半藤氏も同じ傾向がある)、この本は彼がこれまでの著作を書くにあたって取材したソースがそのまま記載されているので、相当に読みごたえがある。特に東條首相と石原莞爾の秘書から聞き取った内容は他での色んな情報とつながって興味深い。☆☆☆☆。2020/01/20

アカサタナ

1
☆3つ Kindle Unlimitedにて読了。 著者が個人的に発行する『昭和史講座』から第二次世界大戦開戦に至る道筋を主に東條英機の部下達へのインタビューを中心に構成している。 昭和史の裏側であり、しかもインタビューという構成上、表側を詳細に知らないと理解できない。 表側を学んでから読むべき本であるとの印象を受けた。2023/01/27

こうきち

1
kindleUnlimitedで読了。 インタビューによる戦中の振り返り。色々と思うとこrがあるが、当時の雰囲気が伝わってくる。2022/09/11

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