KS科学一般書<br> なぞとき 宇宙と元素の歴史

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KS科学一般書
なぞとき 宇宙と元素の歴史

  • 著者名:和南城伸也【著】
  • 価格 ¥1,980(本体¥1,800)
  • 講談社(2020/01発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 540pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784065180945

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内容説明

「私たちは星の子」――私たちの体や身のまわりのもの、そして金などの貴金属まで、さまざまな元素が誕生した宇宙ドラマを生き生きと語りおこす力作!
――村山斉氏(カリフォルニア大学バークレー校 教授)、絶賛!

万物を構成する元素は、宇宙がはじまったその瞬間には存在しなかった。宇宙の歴史の中でさまざまな元素が生まれ、物質が形づくられてきたことがわかっている。では、元素はいつ・どこで・どのようにしてつくられたのか? ヒントは夜空に輝く星(や、人の目には見えない天体)たちが握っている。

近年、星たちの〈メッセージ〉を見聞きする目と耳が急速に進化してきた。さまざまな波長の光をとらえ、重力波を検出することができるようになった(マルチメッセンジャー天文学が幕を開けた)。そして、星たちのメッセージを解釈する理論的研究も進んでいる。理論と観測が結びつき、驚くべき事実が明らかになる!

「私たちはみんな超新星爆発を経験した元素たちからできている、私たちの体内を流れる血液には白色矮星の爆発を経験した鉄がふくまれている、携帯電話の中にあるレアアースや指輪のプラチナは中性子星のかけらでできている――それぞれの生い立ちを想像するだけで、何もかもとても愛しいものに思えてくるのです」
(本書「おわりに」より)

【おもな内容】
第1章 宇宙も人間も同じ元素でできている
第2章 水素とヘリウムができるまで――138億年前のビッグバン
第3章 炭素と酸素ができるまで――星の中の核融合
第4章 鉄の仲間たちができるまで――超新星爆発がつくる元素
第5章 レアアース、金、プラチナができるまで――新しい主役! 中性子星合体
第6章 私たちの住む地球ができるまで――宇宙の化学進化から生命の星へ
第7章 中性子星合体が見つかるまで――星たちが奏でる重力波のメロディ
第8章 宇宙と元素の物語のこれから

目次

第1章 宇宙も人間も同じ元素でできている
第2章 水素とヘリウムができるまで――138億年前のビッグバン
第3章 炭素と酸素ができるまで――星の中の核融合
第4章 鉄の仲間たちができるまで――超新星爆発がつくる元素
第5章 レアアース、金、プラチナができるまで――新しい主役! 中性子星合体
第6章 私たちの住む地球ができるまで――宇宙の化学進化から生命の星へ
第7章 中性子星合体が見つかるまで――星たちが奏でる重力波のメロディ
第8章 宇宙と元素の物語のこれから

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

inami

22
◉読書 ★4 昨年4月「ブラックホールの撮影に成功した」との報道、さらに「重力波」は、2015年(ブラックホール合体)に続き、2017年(中性子星合体)にも発見されている。これだけ立て続けにビッグニュースが起きると、ありがたみが半減するのだが(笑)、すべて100年に数回というレベルの偉業と言われている。138億年前に始まった宇宙、存在していた元素は、水素、ヘリウム、リチウム(わずか)だけ。そして太陽系が誕生した46億年前、すべての元素がすでに存在していた。なぜ、どのようにして?・・われわれは星の子なのです2020/06/11

とりもり

3
面白い。ビッグバンでつくられた元素は水素、ヘリウム、リチウムしかなく、その後超新星爆発によって鉄までの元素が生成され、さらに重いレアアースや貴金属は中性子星合体で生成されたという。地球(に限らず)はこれらの元素からつくられており、我々は皆星の子なのだ。考えてみれば、核融合がなければ元素が生成されることはないから、地球上で元素が新たに作られることはないので当たり前なのだが、鉱脈とかの存在が誤認させるのかな…。鉱脈の生成過程についても知りたくなった。後書の奥様の件がとても悲しかったです。★★★★☆2022/06/19

akiakki

2
元素が生成されるメカニズムだけではなく、そこから逆算して星や銀河の生成過程、はてはビッグバン直後の状態の推測までを元素という切り口で解説しています。鉄よりも金が多い星もワンチャンあるのか。2022/03/18

Steppenwolf

1
Gビッグバンから元素の形成過程を説明している.本書は,ある学会の書評で推薦されていたので読んだ.大学教養課程の講義内容とのことで式を用いていないが内容は結構複雑である.書評でも最先端に近いところまで紹介されている本格的な本とのことであった.たしかにそう思う.あとがきで著者の奥様のことに触れられていた.私も高齢の母を同じような病で亡くしたところなのでなんとなくしんみりしてしまった.これは本書の内容とは無関係な感想である.2021/06/22

しま

1
興味深かったけど私には難しく😅 特に興味引かれるとこを重点的に読みました2020/06/25

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