内容説明
2020年2月3日のアイオワ州党員集会を皮切りにスタートする大統領選。
トランプ再選はテキサスの動向で決まる?
候補者が乱立する民主党に勝機はあるか?
争点となるのは「中国」ではなく同性婚、中絶問題?
本書では、選挙に精通した日経政治記者が、
精緻な現地取材を重ねつつ、
移民増加により大きな変容に立たされている大国の現状を
大統領選を通じてルポする。
ハリウッド映画やスポーツにも浸透している二大政党の影響など、
日本人が意外と知らないアメリカの実像が明らかに!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
buchipanda3
101
アメリカ大統領選の解説本。毎回お祭りのような熱狂ぶりを見せる選挙の魅力?!というか背景をもう少し詳しく知りたくて手に取った。思わずへぇ~となるエピソードが豊富で面白く読めた。興味深かったのは、州の優位性を得るための両党のせめぎ合い。移民や妊娠中絶、LGBTのトイレまで、その施策の狡猾さというか戦略的というか。そこまでやるんだと感服。スポーツと音楽の面からの社会の変化も語られ、アメフト等にも分断の陰が。文化はまさに社会を映す鏡。候補者にはナラティブ(物語)が必要と述べる著者。今回はどんな物語が主役になるか。2020/02/14
mstr_kk
4
とても勉強になりました。移民問題、道徳問題の記述が厚いです。2020/03/27
takao
3
ふむ2024/03/30
僕です
2
4年に1回の大統領選挙のたびにニュースは目にしていたが、大統領選挙の仕組みや制度については全く無知だったことが自覚できて、戦略コンサルタントが大事な意味もアメリカの国土、文化、宗教、人種、スポーツまでからめて教えてくれ、知ってるようで全く知らなかったアメリカについていることができるいい本だと思いました。選挙前までに読めば選挙楽しめます!2020/03/25
yahiro
1
本屋で何気なく読んだが面白いと思った。本書の中でも語られているが、日本人が気になる大統領選は日本経済にどのような影響及ぼすか、というところが焦点であり、実際にどのような仕組みで選挙が進行するのか、きちんと説明できる人は少ないと思う。アメリカの民主主義の今間が垣間見える本。2020/02/04