角川ソフィア文庫<br> 秘境旅行

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角川ソフィア文庫
秘境旅行

  • 著者名:芳賀日出男【著者】
  • 価格 ¥1,276(本体¥1,160)
  • KADOKAWA(2020/01発売)
  • ポイント 11pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784044004958

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内容説明

民俗写真の第一人者、芳賀日出男が若き日に記した貴重な旅行記。北は納沙布から南は久高島まで、全16か所の写真とフィールドノートから、氏ならではの被写体への誠意と並々ならぬ愛情が見えてくる――。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

HANA

61
この南北に長く伸びた列島には、各地にその風土に応じた習俗や祭りが存在する。本書は北海道納沙布岬から沖縄県久高島まで、それらを探訪、採集した一冊である。有名な奥三河の花祭を始めとして、北海道に移り住んだ少数民族や恐山のイタコ、新興宗教に改宗した長崎の隠れ切支丹、山の中の個人が建てた民俗博物館等、興味深からぬものは無かった。個人的には祭りそのものよりも、壱岐の市の様子や山奥の木地屋の里等、人々の生活に密着した部分の方が面白く読める。今は恐らくもう無い昭和当時の様子や考え方が浮かんでくるようであった。2020/07/18

つちのこ

45
昭和30年代にかけての10年間に、2000日間にわたる旅で撮影された記録。昭和の民俗学資料としては宮本常一の仕事に並ぶ希少さではないだろうか。なかでもオロッコやギリヤークといった少数民族を訪ねる網走のルポは圧巻。現代ではほぼ和人に同化しているので、サハリンから日本への移住間もない記録としては第一級の価値がある。辺境の離島は今でも秘境としての魅力にあふれ、興味を惹きつける。鹿児島県の甑島や沖縄県の久高島は訪ねてみたい島だ。本書で取り上げられた村の祭事の多くは、今も続いているだろうか?老婆心ながら気になった。2025/02/14

100

42
昭和の秘境旅行記、興味の対象はお祭りや生活など、人々の風習。当時ですら途絶える寸前の風習はもうなくなってしまったかな…2023/05/21

ワッピー

41
昭和30年代、観光地とは程遠い、たどり着くにも時間がかかる小さな集落を巡る紀行。旧来の農村・漁村が産業化に向けて変わっていく様子を伝えています。北海道に定住しているギリヤークやオロッコの民を探したり、いにしえの息吹を伝える祭を追ったり、個人の収集した民具を見に行ったり、津々浦々を巡る旅の様子を読むと、自分の生まれる前なのに強い郷愁を感じます。特に、愛知・北設楽郡の花祭や沖永良部の一重一ビンにはなぜか強い憧憬の念を覚えました。各地それぞれの儀礼は日常生活に根ざしていて、「人在るところ祭あり」を実感します。2022/03/13

たまきら

29
日本が持つ多様な文化に胸が熱くなりました。どの写真にもドキドキしましたが、特に祖父の出身地である沖永良部島の写真にうっとりしました。自分の中の4分の1が、この島の時間をまだ求めているのかもしれないなあ…。ただ一つの不満は、本が小さすぎる!ということでしょうか。2020/11/05

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