異世界に一番近い場所 ファンタジー系ゲーム・アニメ・ラノベのような現実の景色

著者名：幽玄一人旅団清水大輔

パイ インターナショナル（2020/01発売）

• ISBN：9784756252920

内容説明

元ネトゲの住人が現実の世界（リアル）を旅して撮りました

本書はネトゲの世界にどっぷりと浸かっていた著者ならではの視点で撮った遺跡・古都・教会などの写真集です。「世界樹!?」「セーブポイント!?」「魔道具店？」「ラスボス出そう」etc.ゲームやアニメ、何かの物語で見たような現実の景色の数々。ページをめくって思い思いの空想をお楽しみください。

著者：幽玄一人旅団 清水大輔
著者プロフィール：写真家・皮細工作家。2018年よりフリーランス。風景写真・イベントの撮影などを中心に活動中。

1.失われた古代遺跡
2.地下神殿へ
3.迷宮
4.夜市
5.古都の白昼夢
6.英古利幻想

収録撮影地：インド／エジプト／カンボジア／チェコ／台湾／中国／イギリス

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[ねこ]

前から見たかった書籍をお風呂屋さんで見つけて読みました。CG絵画集と思っていたのですが、写真集でした。著者は無類のゲーム好きか高じて世界を駆け巡りゲーム世界を彷彿とさせる風景写真を撮る方であるからゲーム風景の様にPhotoshopで弄ってあります。写真集は物語風に作られており撮影地のカンボジア、エジプト、インド、中国、台湾、チェコ、スコットランドの美しい建造物がファンタジーの世界にいざないます。巻末にある撮影雑記も独特な陰キャラハイな感じで嫌いでは有りません。表紙にある絵はスコットランドの元精神病院です。

2022/11/04

[Comit]

図書館本～読み友さんの感想を拝読して、気になり探したら、あったあった(^^♪海外に本当にある景色だと思うと圧倒されます。荘厳かつ緻密な建物の造りや、ただただ見惚けてしまいそうな大自然は見応えあります( *˙ω˙*)و 著者あとがきも面白い（笑）歴史ある秀麗な建築物ほど、黒い歴史がある。世界の風景をモチーフにしている作品ってたくさんありますよね～読了して思い浮かべた作品～ラピュタ城、千と千尋の神隠しの飲食店街、ベイグラントストーリー、ドラゴンズドグマ、ホライゾンゼロドーン、デビルメイクライ、サイレントヒル

2021/01/02

[kei-zu]

絶対にこの本が好みだろうと見込んだ職場の女性に貸した本が帰ってきた。 改めてページを開くと、画面の隅々までピンのあった写真が、説明等の文字情報なしに飛び込んでくる。 「あたし、カンボジアには行ったんですけど」本書を貸した女性は言う。「いろいろな写真のカットアップが楽しかったです」 そう、本書で提示されるのが「場所」ではなく「景色が秘める気配」です。あの回廊の向こうには、石畳を進んだ先には……。 楽しいですよ(o^-')b

2021/08/19

[なつ]

元ゲーマーである著者が世界中を旅し、写真におさめた風景。それはいつもと違う世界にトリップしたような、現実を忘れさせるものばかり。漫画や映画、ゲーム等で見たような景色が本当にあるなんて。何度も圧倒され、ページをめくりました。荘厳な巨大遺跡に人ならざる者が出てきそうな廃墟。非日常にのめり込みたい時にまた眺めたいですね。

2020/02/18

[高宮朱雀]

表紙の写真の構図から興味を持って購入。 著者が元ネトゲ住人というだけあってゲームの世界観のような風景もあれば、異国情緒に溢れる風景も少なくない。中には別の書籍で紹介されていたり、歴史的ドキュメンタリー番組の中で見たような記憶の場所もあって、確かに非日常を味わうという意味では集中してトリップ出来る一冊。 私が特に好きなのは64、65ページの傘に彩られた夜の通りです。中国や台湾は同じ漢字圏の国なので親近感が湧きますね。 巻末の雑記も結構な読み物で必見です。

2020/03/01