心を病んだ父、神さまを信じる母

著者名：ゆめの【著】

イースト・プレス（2020/02発売）

• ISBN：9784781618548

内容説明

ここに描かれた「本当のこと」は、
きれいごとの作り話よりはるかに、
読む人の心に希望を与えるだろう。
──鶴見済　（ライター：「完全自殺マニュアル」「０円で生きる」他）

統合失調症から、妄想や幻聴に取り憑かれた父。
そんな父を懸命に支える、楽天的なクリスチャンの母。
そしてある時、父は特別な「声」を聞く……。

著者の「わたし」はこの状況をどう受け止めてきたのか。
心のあり方を問う、赤裸々なノンフィクションコミック。

【目次】
はじめに
1章 父の発病
2章 壊れる家族
3章 信仰の芽生え
4章 答えのない問い
あとがき

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[ᚹγअәc0̸א]

・統合失調症・宗教いずれのほうも描写が浅いが、それはそれで著者視点の表現と考えると有難い。「ま、どうにかなるでしょ！」でどうにかならなかった〆は現実的で爽。 ・分裂症という診断名を告げられる父描写があるので、やや昔のエピソードと拝察。コミュ力０で公務員就職（結局は勤怠不良で退職するが）・見合い結婚で一応なりの社会擬態ができた時代の記録。

[waniko]

図書館。このお母さんが強い人で良かったね。

2020/10/08