内容説明
天下再び乱れんとす。官兵衛は勝負に出た! 信長の死後、天下人となった秀吉。だが、軍師の野心は収まらない。――信長横死の後、ライバルたちを次々に下して、またたく間に天下人の座に駆けのぼった秀吉。泰平の世に、もはや軍師など必要ないのか……。悶々たる日々を、官兵衛は送る。しかし、太閣の命も案外に短かった。再び訪れる騒乱の予感。関ヶ原の合戦に接して、ついに彼は乾坤一擲(けんこんいってき)の大勝負に出た! <上下巻・『乱世が好き』改題作品>
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アイゼナハ@灯れ松明の火
19
下巻は中国大返し、賤ケ岳の戦い、関ケ原の戦いを経て官兵衛の逝去まで。荒木村重との関わりに触れられていますが、やや踏み込みが浅く、却って全体が散漫な印象になってしまったかなぁという気がしました。『播磨灘物語』と比べてしまうからかな?2010/09/09
よっ!
2
中国攻めから官兵衛の死まで。上巻よりさらに史実をなぞるだけの内容になってしまった。関ヶ原は最後の方でちょっと触れるだけで、ほとんどが賤ヶ岳の戦いまで。官兵衛の話ではなくほとんど秀吉の天下取りを述べているだけ。荒木村重との友情やその側女たしに恋する作者の創作が入り解説では「人間くささ」と褒めているが、しっくりこない。官兵衛の夫婦仲は冷え切っているような描写だし。★★☆☆☆2015/02/22
ホームズ
2
薄っぺら感じがしてしまいました(--;)2000/09/15
うたまる
1
「あなたさま(豊臣秀吉)が天下を取るまで、手前は悪党に徹する覚悟でおります」……謀略でもって秀吉の天下取りを助け、その謀略のゆえに秀吉に疎んじられた官兵衛。その真骨頂は官兵衛、蜂須賀彦右衛門、織田信雄の三者会談の場面に強く滲んでいた。政敵である織田信孝を陥れる密談時に、不意に笑い出す官兵衛。謀略の重要性を誰よりも知りながら、同時にその滑稽さも知悉していたということだろう。それが利用すれども溺れない、陰謀家官兵衛の謀略活用術か。さて残念だったのは後半駆け足になってしまうところ。秀吉死後があっさりしすぎだよ。2018/03/22
Yuma Usui
0
著者は軍師としてより人間としての官兵衛を描きたかったようで、荒木村重や妻のたしとの関わりに重点を置いている。全体的に盛り上がりに欠けた印象。上下の2巻で締めるには官兵衛の人生は壮大過ぎたと思う。2016/11/02
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