講談社文庫 プラトンは赤いガウンがお好き

著者名：小峰元【著】

講談社（2020/01発売）

• ISBN：9784061361102

内容説明

私の愛称は、パトラ。堂島高の３年生、演劇部所属の１７歳。パトラの命名由来を知りたい方は、すぐ本書をお読みあそばせ。さて、演劇部顧問のゲンジンが演出するCM撮影見学に出かけた折りのこと、商品のチョコを口にしたピタゴラスが倒れる怪事件に遭遇、さっそくパトラ名探偵の追及が始まるのだけど、首尾をとくとご覧あれ。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[あにこ]

いやー……やはり小峰元はタダものじゃない。『アルキ～』が復刊されたから期待していたのに、他は絶版放置……講談社の意気地なし！　はてさて、この作品もテンポが良くぐんぐん読み進めてしまったが、プロットもよく組まれてるし伏線回収もうまい。普通のミステリーとしても上々。そして小峰元の面白いところはやはりキャラクターと会話文ですわね。もう溜まらん。笑い転げた。本当にもっと皆様に知って欲しい作家の一人です。うーん、小峰元良いなァ(しつこい)。

2010/08/08

[慧]

★1/2